Infoseek 楽天

西郷真央はグリーン上で苦戦し7位 逆転ならず悔しさにじませる 「パッティングのスタッツも上げていかないと」

スポーツ報知 2024年8月26日 9時11分

◆米女子プロゴルフツアー メジャー最終戦 AIG全英女子オープン 最終日(25日、セントアンドリュース・オールドコース=6784ヤード、パー72)

 首位と5打差10位から出た西郷真央(島津製作所)は4バーディー、2ボギー、1ダブルボギーの72で回り、通算2アンダーの7位で大会を終えた。「前半ダボで始まってから、いいパッティングが決まってくれて、中盤はいい流れだった。11番でパーパットを外してチャンスが少なくなって、その後もショートパットを外してしまったので。悔しい一日だった」と悔しいラウンドとなったという。

 2番はティーショットが右の茂みに入り、ロストボールに。4オン2パットのダブルボギーをたたいた。だが、5番パー5で2オンに成功し、10メートルのバーディーパットを沈めた。6番では6メートル、8番では5メートルを決めきり、首位と3打差で後半に入った。10番は2メートルにつけるショット力でさらにスコアを伸ばした。だが、11番パー3は1オン3パットで痛恨のボギー。その後は惜しいパットが続き耐えていたが、16番でも3パットを喫した。17、18番はともにパーで4日間の戦いを終えた。

 4日間通してパーオン率は81・9%と、グリーンに乗せ続けた。それでも2アンダーというスコアにとどまってしまったことに対して「このショットでこの順位までしかいけないのは、課題が明確。パッティングのスタッツも上げていかないといけない。昨日よりは自分の思ったストロークができたが。結果が伴っていなかったり、数字に結果が表れてくれるように練習したい」とグリーン上の反省点を口にした。

 次週はアメリカに戻りFMグローバル選手権(29日開幕、マサチューセッツ州)に出場する。「メジャーは終わりましたけど、まだまだアジアシリーズも残っている。ルーキーとして取りたい賞もあるので、そこに向かって一試合、一試合積み重ねていい成績で最終戦に向けて順位を上げたい」。新人賞に当たるルーキー・オブ・ザ・イヤー獲得を目標とする今季。受賞すれば1990年の小林浩美以来、34年ぶりとなる日本勢2人目の快挙へ向けて、残り試合も戦う覚悟を誓った。

 最終日に69で回った岩井明愛(あきえ、ホンダ)も西郷と並び7位。来年の全英女子オープン出場権を獲得した。ボギーなしの67をマークした大里桃子(伊藤園)は79位からジャンプアップし、2オーバーの22位とした。河本結(リコー)、勝みなみ(明治安田)は3オーバーの29位。畑岡奈紗(アビームコンサルティング)、古江彩佳(富士通)は4オーバーの37位。川崎春花(村田製作所)は6オーバーの55位。佐久間朱莉(大東建託)は7オーバーの60位となった。

 4位から出たパリ五輪金メダルのリディア・コ(ニュージーランド)が逆転でメジャー3勝目を手にした。2打差2位には首位からスタートした申ジエ(韓国)、世界ランク1位のネリー・コルダ、昨年大会覇者のリリア・ブ(ともに米国)、殷若寧(イン・ルオニン、中国)の4人が入った。

この記事の関連ニュース