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須藤弥勒がゴルフ5Lの無事開催を願う 父・憲一氏は「予選通過できる。もし、予選落ちなら…」

スポーツ報知 2024年8月27日 7時0分

 史上初めてゴルフのジュニアメジャー4冠を達成し「天才少女」と呼ばれる須藤弥勒(13)=ゴルフ5/太陽自動車=は26日、プロツアー2戦目のゴルフ5レディス(30日~9月1日、岐阜・ゴルフ5CみずなみC)に向けて、開催コース近隣のゴルフ練習場で調整を行った。強い勢力の台風10号によって大会への影響が懸念される中、弥勒は「所属するゴルフ5の大会が無事に開催されてほしい」と空に向かって願うように話した。

 プロツアーデビュー戦となったニトリレディス(22~25日、北海道・桂GC)では第1日に85、第2日に78で通算19オーバーと苦戦し、118位で予選落ちを喫したが、調子は上向き。「調子は確実に良くなっています。ニトリレディスより、いいゴルフができると思っています。応援してくれる方々への恩返しとして最年少予選突破を目指します」と弥勒は意欲を示した。

 2017年に13歳以上という年齢制限が設けられる以前には2011年の大王製紙エリエールレディスで松原由美が12歳270日で予選通過した例があるが、弥勒がゴルフ5レディスで予選通過すれば現行制度としては最年少記録となる。

 ニトリレディスで予選落ちした後、群馬・太田市の自宅に戻って練習した弥勒のスイングをチェックした父・憲一氏(50)は「ニトリレディスは2年ぶりの実戦ということで試合勘がありませんでしたが、そこで一たたきして、今、調子は急上昇中です。予選通過できるでしょう」と自信満々に話した。その上で、父は衝撃的な言葉を続けた。「もし、予選落ちなら、一から考え直す必要があります。弥勒の意思を尊重しますが、ゴルフをやめて学業に励み、医師か弁護士を目指した方がいいと私は考えています」と話した。

 今大会は台風10号の直撃が心配される。さらに父・憲一氏の不穏な発言も加わり、弥勒のツアー第2戦は波乱含みの展開となりそうだ。

 ◆須藤 弥勒(すとう・みろく)2011年8月6日、群馬・太田市生まれ。13歳。1歳からゴルフを始め、東大出身の父・憲一さんの緻密な指導を受ける。17年に大会史上最年少で世界ジュニアに優勝。18年も連覇した。19年にマレーシア世界選手権、21年にキッズ世界選手権、22年6月にジュニア欧州選手権優勝し、ジュニアゴルフ界の4大メジャーを制覇。22年8月に横峯良郎氏に弟子入り。22年1月からアマチュアも無制限でスポンサー収入を得ることが可能になったことで、ダブル所属契約のゴルフ5と太陽自動車をはじめ計16社に推定総額3億6000万円以上の支援を受けている。家族は父、元フィギュアスケート選手でピアニストの母みゆきさん、兄・桃太郎君、弟・文殊君。150センチ、50キロ。

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