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世界ランク64位でパリ五輪代表の内島萌夏、逆転勝ちで全米初出場初勝利

スポーツ報知 2024年8月27日 7時10分

◆テニス 全米オープン 第1日(26日、ニューヨーク・ナショナルテニスセンター)

 日本女子トップで世界ランキング64位の内島萌夏(安藤証券)が、全米初出場で初勝利を上げた。同111位のタマラ・コルパチュ(ドイツ)に3-6、6-3、6-4で逆転勝ち。2回戦では同101位のユレ・ニーマイアー(ドイツ)と対戦する。

 2時間15分の接戦に、終止符を打ったのは、内島得意のフォアだった。マッチポイントで、打ち切ったフォアは、相手の返球がラインを割った。思わず両手を握りしめ、「嫌な時間帯が多かったが、勝ち切れてよかった」と、勝利をかみしめた。

 第1サーブの入る確率が50%を切り、ダブルフォルトが10本と、サーブに苦しんだ。リズムがつかめず、相手のカウンターにミスを連発。第1セットを落とした。しかし、「セカンド(第2セット)から、自分のいいプレーが出始めた」。苦しみながら逆転につなげた。

 今年、大きく飛躍した23歳だ。4月下旬のツアー下部大会から5月下旬の全仏2回戦で敗れるまで19連勝。ツアー下部大会とはいえ、3大会連続優勝で、一気に世界ランキングは100位以下から急上昇。7月下旬のパリ五輪にも初出場を果たした。

 大坂なおみが出産から復帰して、まだ調子の波がある。日本女子を引っ張ってきた土居美咲、奈良くるみが引退し、日本女子は苦しい状況だ。その中で、内島の活躍はひとつの光明だ。

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