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2025年のNHK大河ドラマ「べらぼう」新キャスト11人発表 飯島直子、三浦りょう太ら大河初出演

スポーツ報知 2024年8月27日 13時0分

 NHKは27日、俳優の横浜流星が主演する来年の大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺(つたじゅうえいがのゆめばなし)~」(日曜・午後8時、来年1月5日スタート予定)の新たな出演者を発表した。

 18世紀半ばの江戸時代を舞台に、書籍の編集・出版業で名をはせる「蔦重」こと蔦屋重三郎を描くストーリー。タレント・飯島直子が蔦重の義理の母・ふじ役で大河初出演。駿河屋(高橋克実)の妻で、引手茶屋の女将。蔦重はじめ身寄りのない子供たちを育て見守る慈愛の人で、実の子である次郎兵衛(中村蒼)を溺愛しているという役どころ。

 「『大河ドラマ』、私には縁がないと思っていたので驚きと光栄でいっぱいです。長丁場でありますがキャスト、スタッフの皆様と心に残る素晴らしい作品にしたいとやる気しかありません!」と喜び、「錚々(そうそう)たるキャスト全員とお会いする事はできないと思いますが、、、ご縁あり初めてお会いできる方とお芝居できる事を楽しみにしています。いつもまんじゅうや煎餅(せんべい)を食べ多くを語らず少しとぼけたところのある女将ですが、ポツリと話すその一言が胸に沁みるよう演じていきたいです、その一言が現代に生きる皆さんのココロにも響きますよう頑張りますのでよろしくお願いします」と意気込んだ。

 当時吉原一の花魁(おいらん)といわれた瀬川(小芝風花)を1400両で身請けをした“盲目の大富豪”鳥山検校役を演じるのは、市原隼人。「未だ謎に包まれた人物でありながら、盲人組織当道座における最高位である鳥山検校を演じさせていただきます。生まれ持った運命により与えられた人生の良し悪しをどう感じるかは己次第であり、理屈では説明できない鳥山検校の人恋しさを埋めるものは何なのか?検校と同じ境遇に在る全ての人や物事に敬意を払い務めさせていただきます」と決意。

 「(共演者とは)現場で芝居を通してやりとりをする事を楽しみにしています。自分でも現場に入らないとどうなるかわからないほど、今までの大河ドラマに無い人物像であると感じています。撮影本番に向けてしっかりと準備を行い、出演の刻(とき)をお楽しみいただけるよう努めてまいります」とした。

 大河初出演の新キャストには、松葉屋の「番頭新造」とよしま役で珠城りょう、鱗形屋長兵衛(うろこがたやちょうべえ)役で三浦りょう太(『りょう』はけものへんに寮のうかんむりなし)、蔦重初期の錦絵「雛形若菜初模様」を手掛けた絵師・礒田湖龍斎(いそだこりゅうさい)役で鉄拳、御三卿・清水徳川家当主・清水重好役で落合モトキ、田沼意次(渡辺謙)の甥・田沼意致(おきむね)役で宮尾俊太郎。ほかに平賀源内と行動を共にする“浪人”新之助役で井之脇海、鱗形屋の番頭・藤八役で徳井優、葛飾北斎の師匠で当代一の役者絵師・勝川春章役で前野朋哉、松平定信を育てた宝蓮院役で花總まりが出演する。

 同作は森下佳子さんが脚本を担当。1750年に東京・吉原に生まれた蔦屋重三郎の人生を描く。両親と生き別れ養子になり、貸本屋や編集・出版業を開始。時の権力者である老中・田沼意次が作った自由な空気に後押しされ、挿絵を多く使った書籍「黄表紙本」でヒットを連発。十返舎一九、曲亭(滝沢)馬琴や喜多川歌麿、葛飾北斎らを世に送る。その後、老中・松平定信による寛政の改革で弾圧を受けるが、反権力を貫き、謎に満ちた東洲斎写楽を手掛けようと奮闘する。

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