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パリ五輪フェンシング団体銅の尾崎世梨「ロス五輪で金メダルを目指す」、地元・札幌市から特別表彰

スポーツ報知 2024年8月27日 13時40分

 パリ五輪のフェンシング女子サーブル団体で銅メダルを獲得した尾崎世梨(法大)が27日、故郷の札幌市から特別表彰された。この日、札幌市役所を訪れ、秋元克広市長から表彰状を手渡され、「五輪までのプロセスは簡単ではなかったですが、いろんな方にサポートしていただきました」と感謝の念を示した。

 リザーブだった尾崎は準決勝のウクライナ戦から出場し、地元フランスとの3位決定戦では、長いリーチを生かした積極的な攻撃でポイントを重ねるなど、日本史上初のサーブルでのメダル獲得に貢献した。

 大会中の心境を「リザーブでのスタートで、早く舞台に立ちたいというワクワクした思いがありました。3位決定戦の一番大きな舞台に立てて本当にうれしかったし、そわそわした気持ちを爆発させようと思っていました」と振り返った。

 メダルを首から下げ、「五輪に出場できたことだけでも札幌に恩返しできたと思っていますが、銅メダルを獲得して、本当にお世話になった方々にお見せすることができてうれしく思っています」と笑顔をのぞかせた。

 22日に帰郷後は出身の幼稚園などにあいさつに出向きながら「北海道はおいしいものがいっぱいある」とホタテなど好物の海鮮に舌鼓を打ち、英気を養っている。今後は東京に戻り、9月1日から練習を再開。同14日開幕の全日本選手権(個人戦・静岡県沼津市)に出場し、11月にはアルジェリアで開催されるW杯に参戦する予定。

 今回のフェンシング代表では最年少21歳での出場だった尾崎は「この経験を糧にして、4年後のロサンゼルス五輪では個人、団体とも金メダルを目指して頑張っていきたい」と、将来のエース候補が新たなチャレンジをする。

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