日本ハム・新庄剛志監督が27日、自身のインスタグラムでF・レイエス外野手の「先発予告」をした真相を明かした。
指揮官は25日のソフトバンク戦、レイエスがカブス時代の22年に投手として三振を奪う動画とともに「明後日の楽天戦 先発 レイエス『モーレ』で行かせてもらいます 皆さん 期待してください 彼はやります!!」と投稿。今季14発を誇る助っ人も「I’m ready」と自身のインスタグラムでアンサーしていた。
この日、楽天戦の練習中に報道陣のもとに歩み寄ると「モーレ(レイエスの愛称)も調子いいし、ファイターズもこの状況で、話題作りにはもってこいの映像でしたね」とニヤリ。続けて「何も『投げさせる』とは言ってない。こんな大事な時期にあるわけない。投げさせるとは言ってないんで」と冗談であったことを明かした。
一方、チームが大量ビハイド時の登板の可能性については「15―1でうちが負けていたら、上川畑くんに投げてもらう。まじ。キャッチボールを見て、いいボールを放っているので。奈良間くんでもいいし、モーレでもいい。おもしろいっちゃおもしろい」。ファンを大切にする新庄監督は「話題をつくるって大変なんですから。楽しく過ごせる時間を提供しただけです」と笑顔で語った。
話題を集めたレイエスは一連の流れについて「僕は(最初に)直接投稿を見たんじゃなくて、ボスから連絡が来て『見といて』と。ボスの言っていることは僕も本当かどうかわからなかったので昨日も緊張していましたし、今日も(球場に)来る時に緊張していました」と笑った。打撃練習後には自らブルペンで投球練習を行い「自分は投手じゃないので、メインは自分の仕事、バッターに集中にしますけど、もしそういう展開になってリリーフ陣を休ませてあげられる、チームを助けられるのであればいつでも準備できてます」と熱い思いをにじませた。