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「ボールが変わった」巨人・堀田賢慎に久保巡回投手コーチが金言 坂道投球で体に叩き込む

スポーツ報知 2024年8月28日 5時35分

◆イースタン・リーグ 巨人8―1オイシックス(27日・ジャイアンツ球場)

 巨人の堀田賢慎投手(23)が27日、先発での1軍再昇格へ向けて状態を上げてきた。イースタン・オイシックス戦(G球場)に先発し、6回4安打1失点、6奪三振。降雨で試合開始が1時間遅れた初回に先制点を失ったが、2回以降は投球テンポを改善して立て直し、「立ち上がりは慎重になりすぎた。2回から切り替えて攻めていった結果、6回まで投げられたので良かった」とうなずいた。

 6月中旬に2軍降格した後、久保巡回投手コーチは「体を縦に使いなさい」と指摘。体が横振りになることで失われた、角度のある球を取り戻すことがテーマになった。坂道を使った投球練習などを行いながら、上からたたきつける意識を体に染み込ませ、「ボールが変わって、良くなっていった」。直近3登板では計16イニングで3失点と、“武器”を取り戻したことが好調を支えている。

 現状、先発ローテの6枚目は不確定。29日のヤクルト戦(神宮)はメンデスが約5か月ぶりに先発予定だが、2軍では防御率3・71と不安も残る。9月には7連戦も予定されており、堀田が結果を残し続ければ再びチャンスが巡ってくる可能性は十分。「どの場面、どの役目でいっても、結果を出せるような準備をしていきたい」と瞳をぎらつかせた。

(小島 和之)

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