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【中日】若きエース「1点勝負」制し11勝目 首位争うG党の“味方”となって広島撃破

スポーツ報知 2024年8月28日 5時0分

◆JERAセ・リーグ 中日2―1広島(27日・バンテリンドーム)

 若き右腕が混セを盛り上げるように、首位・広島を圧倒した。中日・高橋宏が7回4安打1失点で今季11勝目。「ロースコアの展開は見えていた。1点勝負になると思ってマウンドに上がった」。規定投球回に到達し、防御率0・98は12球団トップに躍り出た。

 見事に立て直した。3回2死一、二塁、末包の左翼線への適時二塁打で先取点を献上。今季26イニング目で、広島打線に初失点を許した。「(攻め方の)違いを感じた。投げていても嫌だった」と小技を絡める相手の対策を実感しつつも5回からの3イニングは3者凡退。「ギアを上げた」。本拠地での広島戦の連勝を4に伸ばした。

 調整遅れで開幕ローテは逃したが、11勝、115奪三振、勝率8割4分6厘は全てリーグ2位。だが、浮かれることはない。「タイトルは意識していない。結果が出れば、ついてくる。取れたらラッキーぐらい」と目の前の1試合に集中する。

 チームの連敗を止める白星はこれで8度目。救ったのは竜党だけではない。今季は2試合で防御率0・00の巨人キラーだが、この日は広島と首位を争うG党の“味方”となった。立浪監督は「よく踏ん張ってくれた」と満足げ。若きエースの好投が、チームにファンに笑顔をもたらした。(森下 知玲)

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