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吉田正尚が元中日のロドリゲスとの”元NPB対決”で、初回に2点適時打放ちチームの連敗阻止に貢献

スポーツ報知 2024年8月28日 11時43分

◆米大リーグ レッドソックス6―3ブルージェイズ(27日、米マサチューセッツ州ボストン=フェンウェイパーク)

 レッドソックスの吉田正尚外野手が27日(日本時間28日)、本拠のブルージェイズ戦に「6番・DH」で出場し1回に元中日・ロドリゲスから2点適時打を放ち4打数1安打2打点でチームの連敗阻止に貢献。打率は2割9分1厘となった。チームは6-3で勝利し、連敗を4でストップ。

 吉田のバットが、値千金の追加点を叩き出した。1回にデュランが初回先頭打者アーチを放ち、2死二、三塁で打席を迎えると、ボールカウント3―1からの5球目。外角のシンカーを強いゴロで中堅に弾き返した。走者2人が生還し、3―0。ここまで、今季ワーストタイの4連敗に沈むチームを活気づける2点タイムリーとなった。「JD(デュラン)が勢いをつけてくれたので、そのままチャンスで(打席が)回ってきましたし、1点でも、というところ。抜けたコースが良かったと思います」

 相手先発は元中日のロドリゲス。2023年のWBC後、音信不通となって中日が契約を解除。米国に亡命し、夢のメジャーに挑戦した元NPB対決。日本時代は交流戦でも対戦歴はなかった。初対戦となった初打席で、強烈な一打を見舞い、「結構、手元でインコースがカットしますし、外に逃げる球もあって動いている」と印象を振り返り、「バッティング(打者有利な)カウントにして1球で仕留められたのは、大きかったと思います」とうなずいた。

 これで4試合連続安打。球宴後の後半戦34試合は、122打41安打、打率3割3分6厘、24打点と好調を維持している。

 先週末のダイヤモンドバックス戦でスイープされ、前日、同カードの初戦を落とした。6月のサスペンデットゲームの継続試合とのダブルヘッダーで1日に貯金を2つ減らして迎えたこの日は、集合時間を遅らせ、試合前の全体練習が中止となった。「家族や恋人と過ごして、少し(野球から)距離を置く時間が必要だと考えた」とコーラ監督。リフレッシュして挑んだ試合は、初回の一挙3点がリズムをつくり、5回にも3点を加えて、主導権を握った。

 吉田は同地区のブルージェイズ戦は通算19試合で、73打数27安打14打点、球団別の打率は3割7分と得意にしている。”ジェイズ・キラー”が、シリーズ勝ち越しの鍵を握りそうだ。

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