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大谷翔平は心配ご無用 左手首に死球後初の試合で2安打…今季150安打到達 ドジャースは強豪対決で惜敗

スポーツ報知 2024年8月28日 13時51分

◆米大リーグ ドジャース2―3オリオールズ(27日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 ドジャース・大谷翔平投手(30)が27日(日本時間28日)、本拠地・オリオールズ戦に「1番・DH」で先発出場。25日(同26日)の同・レイズ戦で左手首付近に受けた死球の影響が心配される中、4打数2安打と奮闘したが、チームは1点差で敗れた。

 オ軍先発のアービンと大谷はこの日までも通算27打数8安打の打率2割9分6厘、2本塁打、4打点と相性は悪くなかったが、初回先頭の第1打席では2試合ぶりの安打となる右前打、3回2死の第2打席は中前打。2打席連続の初球打ちで2試合ぶりのマルチ安打とした。これでエンゼルス時代の22年から3年連続のシーズン150安打に到達した。

 しかし、1点を追う5回無死一、二塁では真ん中付近のカーブを打ち損じて三飛。さすがの大谷も力んだのか、苦い表情だった。8回先頭の第4打席は3番手左腕・ペレスから見逃し三振に倒れた。

 大谷は25日(同26日)の本拠地・レイズ戦の8回に左手首付近への死球を受けた。ロバーツ監督は「レントゲンを撮り、(骨に)問題なかったいう報告を受けた」とホッとした表情を浮かべつつ、「(当たった瞬間は)とても怖かった。幸運にも前腕に当たったが、これが小さな骨に当たっていたら4~6週間のけがになる。この時期に起きていたら…」と肝を冷やした。重傷には至らなかったようだが、試合後は患部にテーピングを巻いて帰宅。この日も試合前練習で青いテーピングを巻いていた。24日(同25日)から気にする場面があった右膝にも引き続きばんそうこうが貼られていた。状態は万全ではないだろうが、指揮官によると「気分はいい」と話していたという。その言葉通りの2安打となった。

 また、この日は大谷と同じ“MVPトリオ”の一角のフリーマンが欠場。右手中指を亀裂骨折しながら強行出場を続けてきたが、ロバーツ監督は「本人は出たがっているが、けがを癒やす時間を少し与えたいと思っている。長引かせたくないので、少し癒やす時間を与えた方がいい結果になると思う」と説明した。ア・リーグ東地区で首位のヤンキースと1ゲーム差の2位の強豪・オリオールズとの3連戦は残り2試合。28日(同29日)の第2戦は大谷と愛犬・デコピンのボブルヘッドが先着4万人に配布される。自身のイベント日を勝利で飾りたい。

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