大相撲秋場所(9月8日初日、東京・両国国技館)へ向け28日、健康診断が国技館で行われた。夏巡業を急性腰痛(ぎっくり腰)で途中離脱した関脇・阿炎(錣山)は「もう全然大丈夫」と強調した。
24日の巡業(神奈川・座間)中に腰を痛め、「もう(相撲人生が)終わったと思った」。25日の巡業最終日(同・横須賀)を休場すると、患部にはりを打ち、安静にしたという。「自宅にいると子どもに乗っかられるかもしれないので、部屋で寝泊まりした」と明かした。
その後、医師の勧めで歩行やサイクリングで“リハビリ”。この日の健診では幕内・若元春(荒汐)らと談笑する場面もあった。29日の横綱審議委員会による稽古総見は土俵に上がる予定で「場所まで少しずつやっていく」と話した。
春場所で返り三役となると、夏場所では10勝。大関への足固めだった7月の名古屋場所は8勝7敗に終わった。今後は出稽古なども行い、調子を上げていくつもりだ。