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浦和・堀之内SD、ヘグモ監督を「更迭した」「私にも責任がある」 今季目標は「ACL出場権獲得」

スポーツ報知 2024年8月28日 17時15分

 J1浦和の堀之内聖スポーツダイレクター(SD)は28日、さいたま市内のクラブハウスで会見し、ペア・マティアス・ヘグモ監督を解任し、前監督のマチェイ・スコルジャ氏を新監督に招へいするに至った経緯について説明した。

 冒頭、堀之内SDは「リリースの通り、ヘグモ監督の更迭と新監督としてスコルジャ氏の就任を発表させていただきました」とあいさつ。理由について「今季の目標だったリーグ優勝、来年のクラブW杯を考えた時、今ある成長をさらにギアを上げて成長するためにどうすべきかの視点で決断した」と胸中を明かした。

 今季就任したヘグモ氏は攻撃的サッカーを掲げたが、失点は大幅に増えた。主力の移籍や負傷が相次ぐ中で直近5戦勝ちなし、9勝8分け9敗の13位と低迷。27日に解任を発表した。

 監督を評価する3つの視点について「成績」「スタイルの浸透度」「マネジメント」を挙げた。ヘグモ監督について「監督、人間として非常に素晴らしい方。ここまで向かってきた方向が全く違っていたということではなく、さらにチームを成長させるために何をするかの視点で決断した」。ヘグモ氏には、数日前に解任を伝えたという。成績について「下位チームに勝ち点を積み上げられなかった点は重く受け止めてます。私にも責任があると思ってます」と語った。

 今季リーグ戦は優勝を目標に掲げてスタートしたが、現在13位で12試合を残している。堀之内SDは「今ここで優勝を目指すと言っても現実的にはかなりハードルが高いことは承知しています」としつつ、「ただ、目の前の1試合に勝利する姿勢は絶対に持ち続けなければいけない。1勝1勝の積み重ねが最終的にシーズンが終わった時にどこの順位までいけるかはこれからのチャレンジになる。1つでも上の順位にいけるようにやっていきたい。クラブとしてACL出場権獲得は大きな目標の1つなので、ターゲットに入れています」と力を込めた。

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