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【阪神】天敵に決勝弾を打たれ自力2位が消滅 岡田彰布監督「真っすぐはないやろ」、4位DeNAに1・5差に迫られた

スポーツ報知 2024年8月29日 5時0分

◆JERAセ・リーグ 阪神2-3DeNA(28日・横浜)

 警戒している打者を抑えられず、痛恨の連敗を喫した。広島、巨人の2チームに5ゲーム差をつけられるのは今季初。阪神・岡田彰布監督(66)は愚痴をこぼすようにバスへと歩いた。同点とした直後の6回1死。村上がオースティンへの2球目の149キロを右翼席へ運ばれた。決勝ソロに、指揮官は「真っすぐはないやろ」とがっくり。「力勝負では勝てん。何十回言うてるんや」と嘆いた。

 強打の助っ人だが、阪神はリーグ最多6本目の本塁打を献上。3回にも一時勝ち越しの適時二塁打を許した。バッテリーは前夜もDeNA打線に何度も直球を痛打されており、「もう、一緒や」と指揮官。村上は4回の山本に65キロを投じ、70キロ台のスローカーブも操った。緩急自在で6回3失点と粘ったが、決勝弾を「高めに浮いた。しっかり低く投げられたら」と悔やんだ。

 打線は大山が7月12日以来の4番。初回に右前適時打を放った。岡田監督は「4番が打てへんからや。よく(これまで)使うた方や」と、佐藤輝を12試合ぶりに4番から外した。4打数無安打2三振で、最近4試合16打数1安打となった主砲は6番。5月18日以来のスタメンで5番に抜てきした井上がプロ1号を放つなど起用は当たったが、相手の主砲に上回られた。

 自力2位の可能性も消滅。4位DeNAに1・5差に迫られた。岡田監督は練習中に桐敷、石井に助言を送るなど必死だ。既に目の前の一戦必勝を宣言。すぐに次戦に強い気持ちを向けるべきだが、チームの雰囲気に「そんなんも伝わってけえへん。俺一人、カリカリ怒ってるだけやんか」と首をかしげるばかりだ。球団初のリーグ連覇へ、もう後がない。(安藤 理)

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