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【日本ハム】新庄監督が拙守に苦言「しっかりプロだったら…。あそこからの3点」一問一答

スポーツ報知 2024年8月28日 23時53分

◆パ・リーグ 日本ハム5―9楽天(28日・エスコンフィールド)

 日本ハムは拙守が絡んで楽天に敗れ、連勝が2で止まった。先発の山崎福也投手が移籍後最短の4回KOで4敗目。5点を追う4回に清宮幸太郎内野手、F・レイエス外野手の2連発などで2点差まで詰め寄ったが、直後の5回に松浦慶斗投手が野手の拙守も絡んで3失点で突き放された。

 新庄剛志監督の試合後の主な一問一答は以下のとおり。

―5回のエラーが敗戦に響いた。

「ね。松浦くんが今日はなかなか良い球を投げていて。(三塁手の石井が)あそこで際どい打球をさばいて送球して逸れるなら、わかりますけど、もうキャッチボール程度、16メーターぐらい。イージーで捕ってセカンドに(悪送球)。しっかりプロだったら投げてもらわないと。あそこからの3点。松浦くん可哀想だった」

―登板前に松浦には何と声をかけていた。

「彼、グッと力む癖があるので『良いボール放ってるから力を抜いてストライクゾーンに投げれば大丈夫だから』って話をして。で力が抜けて、でもスピードガンそんなに変わんなかったじゃないですか? ストライクゾーンに投げられていた」

―4回先頭での一塁・加藤豪の守備も(記録は安打)。

「ね。あれも上から下に(グラブが)いってしまうという。それがレギュラー取れるか取れないかっていうところになってくるんじゃないですか? チャンスは与えているので。それでどう生かすかは本人次第になる」

―9回に大きく守備を代えたのは今後を見据えて。

「そうそう。全て。代打とか代走とか色々代えるケースが出てくるので、全部のポジションを守ってもらいたい、守ってもらわないといけないし」

―郡司の捕手起用も含めて。

「もちろん。なんか郡司くん(捕手として)良くなってません? やる気にもなってると思うし、返すボールも、内野のスナップスローというか、投球練習の後のセカンドスローも『あれ、郡司くんかな?』みたいな(笑い)」

―三塁手をやってきた効果か。

「と、思いますね。山田コーチも『郡司くんのリードはいい』って言ってるので。ちょっと今、田宮くんが悩んでる、壁にぶつかってる時なので。間違いなくそういう時は来るので。郡司くんのキャッチャーで2番、も面白いかなっていうところはあります」

―郡司本人も画面越しにうれしそうだった。

「ですか? 新しいポジション、いや、新しいじゃない(笑い) もう郡司くんサードって(頭で)なってるから(笑い) 結構楽しいもんなんですよ、気合い入るし、やっぱその場所でアピールしたいって(なる)。誰が(今)調子悪いとかも選手同士はわかってるから。1回でも(マスクを)被って抑えたら自信になるし」

―4番(清宮)もライトへ完璧なホームラン。

「…(笑い)4番、5番の勢いが止まらないので。その前に今日は内くんに対してヒットがパパパンって出て4番、5番で返してくれるんじゃないかなってイメージがあって今日の打線を組んだ。データ的に(内は)左バッターが断然率が高いから。そう攻撃する前にちょっと山崎くんがホームラン打たれて。でもここ5試合で大体5、6点は打線が取るので、今日はあんまり調子よくなかったから、早い回に代えて、じわじわじわじわと追いつけるところでの、あのミス…」

―追いつける雰囲気も今日はあった。

「あるある。最後も1人、例えば清宮くんが四球で出て、レイエスがドカーンと(打ったら)。今、同点に追いつけるチームだから。山崎くんも、もうちょっとまっすぐが多いピッチャーと思わせたほうが僕はいいと思うんですよね。80パーセント以上変化球を待たれての、まっすぐを見逃されて、今度90パーセント変化球待ちになってくると、ちょっとでも浮いたら変化球ってのは飛ぶので。少しまっすぐを増やしてもいいんじゃないかなとは思いますけどね」

―今季被弾が多い理由はそこにあるか。

「も、ありますね。去年の大竹くんとか、昔の山本昌さんとか、まっすぐ多いんですよ実は。でもバッターは脳では変化球を待ってるんですよね。投げ方にしても変化球が来そうな感じじゃないですか。そこでまっすぐ来るから147、8(キロ)のスピードに見えて。でも、打てそうだから打ったら、詰まってフライ上がる。前半はそういうとこあったんですけどね。伏見くんとも話をしながら変えていこうかなと思いますけどね」

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