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山本由伸がマイナーで復帰戦登板 初回特大弾被弾も2回1安打1失点2奪三振で降板、最速154キロ計測

スポーツ報知 2024年8月29日 9時35分

◆米大リーグ傘下マイナー3A ラウンドロック―オクラホマシティ(28日、米テキサス州ラウンドロック=デル・ダイヤモンド)

 右肩腱板損傷のため60日間の負傷者リスト(IL)に入っているドジャース・山本由伸投手(26)が28日(日本時間29日)、傘下マイナー3Aのオクラホマシティの敵地・ラウンドロック戦で先発し、初回に特大弾を浴びたが、2回は3者凡退で抑えて予定の2イニングを投げきって降板した。2回31球を投げて、1安打1失点、2奪三振、最速95・7マイル(約154・0キロ)だった。

 通常は背番号「18」だが、この日は「99」のユニホームに袖を通した由伸。渡米後初となるマイナーでの登板で、スタンドは空席も目立つ中マウンドに立った。初回、先頭打者はフルカウントから外角のカーブをを打たせて二ゴロ。続く打者からは内角低めのスプリット系の変化球で空振り三振を奪った。だが、2死走者なしから3番の右打者に1ストライクから2球目の直球を中堅に運ばれて、先取点となる15号ソロを被弾。飛距離440フィート(約134メートル)という特大弾だった。それでも続く打者を三ゴロに打ち取って追加点は許さなかった。

 2回は先頭打者に初球のカットボールをはじき返されたが今季メジャーで98試合に出場している中堅手・パヘスが好捕。続く打者を一ゴロに打ち取ると、2死から最後は外角高めのカットボールで見逃し三振を奪って3者凡退で抑えた。

 メジャー1年目の山本は、開幕から先発ローテを守ってきたが、6月15日(同16日)の本拠地・ロイヤルズ戦で2回28球で緊急降板。右肩腱板損傷と診断されて離脱し、実戦登板から離れていた。この日の登板は、マイナーながら、74日ぶりの対外試合登板。これまでキャッチボール、ブルペンでの投球練習、ライブBP(実戦形式の練習)登板などで調整してきた。

 メジャーでは14試合に先発して、6勝2敗、防御率2・92。シーズン終盤で復帰し、プレーオフへ向けて、故障者が続出して不安定な先発陣の救世主となることが期待されている。この日は予定通りの2イニング。次回もマイナーで登板する事が濃厚だ。

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