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教習所での“初”稽古総見で関脇・大の里が境川親方の檄で9番「独特だったけれど、しっかりやれた」

スポーツ報知 2024年8月29日 13時46分

 大相撲秋場所(9月8日初日、東京・両国国技館)を前に、横綱審議委員会による稽古総見が29日、国技館内の相撲教習所で行われた。関脇・大の里(二所ノ関)は関脇・阿炎(錣山)らと9番の申し合い稽古を行った。得意の右を差して幕内・熱海富士(伊勢ケ浜)を寄り切るなど5勝。持ち前の力強さを見せた。「しっかりやることが出来た」と手応えを口にした。

 一般公開だった夏場所前は国技館の土俵だったため、教習所で稽古総見は初。中々、申し合い稽古で土俵に上がれないでいると、境川親方(元小結・両国)からは「大の里! 土俵のまん前にいるなら、抱きつくくらいのつもりで(申し合いに)行け!」と檄が飛んだ。その後、大の里は果敢に手を挙げて、土俵に上がった。横審の委員が見つめる中、「独特でしたね」と振り返った。

 秋場所で12勝以上あげれば大関昇進目安とされる「三役で直近3場所33勝」に到達するが、「15日間しっかり思い切ってやるだけ」。北海道や東北などを回った夏巡業から帰ったばかりで「疲れは抜けていない。慣れないといけない」と話した。

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