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山本由伸が初ロボット審判で見逃し三振奪う「すごく正確だなと思いました」…マイナーで復帰登板

スポーツ報知 2024年8月29日 15時9分

 ◆米大リーグ傘下マイナー3A ラウンドロック4×―3オクラホマシティ=延長10回=(28日、米テキサス州ラウンドロック=デル・ダイヤモンド)

 右肩腱板損傷のため60日間の負傷者リスト(IL)に入っているドジャース・山本由伸投手(26)が28日(日本時間29日)、傘下マイナー3Aのオクラホマシティの敵地・ラウンドロック戦で先発し、初回に特大弾を浴びたが、2回は3者凡退で抑えて予定の2イニングを投げきって降板した。2回31球を投げて、1安打1失点、2奪三振、最速95・7マイル(約154・0キロ)だった。

 背番号99のユニホームでマウンドに上がった由伸。初回は2死から中堅にソロを浴びたが、許した安打はこの1本のみで2回は3者凡退に抑えた。ロバーツ監督は今後の復帰への見通しについて「(今日)うまくいけば、5、6日後に3イニングを投げる。その時点で会話をして、(メジャーに)合流して4イニングを投げることがいいか、それともさらに(調整が)必要かを決める」と説明した。

 珍しいシーンもあった。メジャーではストライク、ボール判定に対するチャレンジ(リクエスト)は認められていないが、マイナーではロボット審判がストライク、ボール判定の補助をしている。山本も2回2死から左打者の外角高めのカットボールで奪った見逃し三振は、ロボット審判の判定によるものだった。試合後の取材を米ポットキャスト「ザ・ドジャース・ブリード・ロス」が公開し、山本は初のロボット審判について「すごく正確だなと思いましたし、初めてだったので、経験出来てよかったです」と驚きを隠せなかった。

 この日の復帰登板については「1イニング目より2イニング目の感覚がよかったように、多少実戦の中での感覚は投げていくごとに少しずつ取り戻せましたし、やっぱり久しぶりだったので、ライブBPとはまた違う感覚もありましたし、本当に久しぶりだなと感じました」と、6月15日(同16日)の本拠地・ロイヤルズ戦以来となった登板をかみしめていた。

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