日本サッカー協会は２９日、２６年北中米Ｗ杯のアジア最終予選、中国戦（９月５日・埼玉）、バーレーン戦（同１０日・アウェー）に向けた２７人のメンバー発表を行い、ＤＦ望月ヘンリー海輝（ひろき、２２）＝町田＝、ＤＦ高井幸大（１９）＝川崎＝が初招集された。
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まだＪリーグでもその名を知らないサポーターも多いかもしれないが、望月の計り知れない潜在能力はかなり早い段階で森保監督の目に留まっていた。今季序盤に町田の試合を視察した際、クラブ関係者に「望月に注目しています」と明かし、その成長に期待していたという。
元日本代表で町田の同僚、ＤＦ昌子が「しゃべり方だけで優しいやつだと分かる」と評したように、性格は穏やかで謙虚。町田・黒田監督は当初、「優しすぎるところがある」と球際での争いで後手を踏むことを心配していたが、Ｊ１での試合経験を積むうちにたくましさを増している。まだポジショニングや守備対応などに課題もあるが、スタートが遅れても後ろから追いついてしまうスピードは必見だ。（町田担当・金川 誉）
◆望月ヘンリー海輝（もちづき・へんりー・ひろき）２００１年９月２０日、栃木県生まれ。２２歳。ナイジェリア出身の父と日本人の母を持ち、大宮ジュニア、三菱養和ジュニアユース、ユースを経て国士舘大へ。今季町田に加入。目標とする選手は日本代表ＤＦ冨安健洋（アーセナル）。ロングスローも武器。趣味はゲーム。１９２センチ、８１キロ。右利き。