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船木誠勝、「レジェンド王者」村上和成への挑戦で18年前「決別」の真意告白「別れなければいけなくなった…本当に申し訳ない」…9・26後楽園ホール

スポーツ報知 2024年8月30日 6時34分

 初代タイガーマスクの佐山サトルが主宰する「ストロングスタイルプロレス」(SSPW)は29日、都内で記者会見を行い9・26後楽園ホール大会の一部対戦カードを発表した。

 メインイベントは、レジェンド王者“平成のテロリスト”村上和成が船木誠勝と初防衛戦。会見で船木は、「ちょうど24年前ですね、2000年に1度引退しまして」と切り出し「そこから5年後の2005年ですね、前田日明さんと再会して、そのときに前田さんがサポートしていた団体がビッグマウス・ラウド。そのビッグマウス・ラウドの当時、社長をやっていたのが村上選手ということで。そこで自分が前田さんに誘われて、そこで一緒にやっていこうという話になったんですけども」と振り返った。

 続けて「次の年、2006年に自分の復帰戦として村上選手とやると、そういう予定もありました。なんですけども、会社内の、ちょっとトラブルで自分と前田さんが離れなければいけなくなってしまって」と明かした。そして、当時を「5年ぶりに自分がマット界に戻れると思ってほぼ毎日、ビッグマウスラウドの事務所に行って、村上社長と自分とで色々、これからどうしていこうってことを会議したときですね、毎日本当に楽しくて『これからまた始まるんだな』と思っていた矢先だったので。自分はものすごく、正直な話、『申し訳ないな』と。村上社長を1人残してしまったことに対して、何もできない、何もする前に別れなければいけなくなったということに、本当に申し訳ないと。そのあとですね、村上社長、すごく苦労したと。色々、こう話が入ってくるたびに『何もしてやれなかった。悔しい』。そんな気持ちがずっとありました」と告白。さらに「それから村上社長、会社を畳んで、そのあともプロレスラーとして頑張っている姿を記事で見るたびに、ずっとそのことを、もう18年になりますけど、ずーっと自分は思っていました。そんな気持ちも込めて、ですので今回、タイトルマッチの挑戦者として指名してもらってありがたいなと思っています。そんな気持ちも込めて格闘家、プロレスラー村上和成に挑戦したいと思います。試合は、思いっきり行きます」と決意を表明した。

 村上は「今、船木さんから心の奥底の思い、18年前の思い、すべて語っていただきました」と受け止め「この思い、僕はただただ今はしゃべる必要もなく。リング上でしっかり2人で、2人が奏でる音をみなさんに届け、僕たちでしか届けられない音を、みなさんの耳にこびりつかせたいと思います」と誓った。さらに記者から18年前の「決別」への思いを聞かれ「離れた時の気持ちは、そこに何か恨みがあるとかつらみがあるとかは一切ないです。僕が逆の立場であれば、前田さんが退けと言えば退くのは当然の話。そこで自分がもし、違うなと思ったとしても、それは絶対にYESしか答えがない。それが師弟の関係だと僕は思っているので、そこに対して一切、一物があるとかいうことは一切なく。1人の選手として素晴らしい選手だということだけはすべてです」と明かしていた。

 ◆9・26後楽園大会決定カード

 ▼レジェンド選手権 60分1本勝負

王者・村上和成 vs 挑戦者・船木誠勝

 ▼SSPW認定女子タッグ選手権 60分1本勝負

王者組・ジャガー横田、藪下めぐみ vs 挑戦者組・本間多恵、優宇

 ▼タッグマッチ 30分1本勝負

日高郁人、岩崎永遠 vs ダーク・ウルフ、阿部史典

 ▼シングルマッチ 20分1本勝負

高瀬みゆき vs 尾崎妹加

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