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大谷翔平、5打数無安打で先発野手ただ一人沈黙も… ドジャース80勝一番乗り Dバックスと直接対決へ

スポーツ報知 2024年8月30日 14時5分

◆米大リーグ ドジャース6―3オリオールズ(29日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 ドジャース・大谷翔平投手(30)が29日(日本時間30日)、本拠地・オリオールズ戦に「1番・DH」で先発出場。5打数無安打で3戦ぶりのノーヒットに終わった。14安打のチームの先発野手で唯一ヒットがなかった。

 オ軍先発は今季メジャーデビューの左腕・ポビッチだった。初対戦の大谷は初回先頭の第1打席で中飛に倒れたものの、打球速度104・6マイル(約168・3キロ)、打球角度19度、飛距離376フィート(約114・6メートル)とフェンス際まで運ぶ大きな当たりだった。しかし、2試合連発にはひと伸び足りなかった。

 2回2死一塁の第2打席は見逃し三振、4回無死二塁の第3打席は中飛に終わり、6回先頭の第4打席は3番手左腕・ソトから中飛に倒れた。8回無死一塁の第5打席は4番手右腕・ボウマンから左飛。これまたフェンス際で失速し、歓声のあがった本拠地はため息に包まれた。

 前日28日(同29日)の同戦は大谷と愛犬・デコピンのボブルヘッドデーだった。試合前にはデコピンが“始球式”に登場。ボールをくわえてマウンドから駆け出し、ホームで待っていた主人とハイタッチ。約3週間の特訓の成果を見せ、球団公式Xも「今まで見た中で最もかわいい始球式」と伝えるなど反響を呼んだ。大谷は通算10本目の先頭打者となる42号先制ソロ、さらに41、42盗塁目を決め、史上2人目となる「42―42」でワンダフルな奮闘に応えていたが、この日は快音は響かなかった。

 しかし、大谷が打てなくてもナ・リーグ西地区首位のド軍は4回にベッツらの適時打3本で一挙4点を奪い、ア・リーグ東地区2位の強豪・オリオールズとの3連戦に勝ち越し。両リーグ80勝一番乗りとした。同地区2位のDバックスとの差を4ゲーム、3位のパドレスとの差を5ゲームに広げ、30日(同31日)からは敵地でDバックスとの直接対決4連戦。真夏のアリゾナでライバルとしのぎを削る。

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