Infoseek 楽天

関学大アメフト部は大麻使用を否定し、見解相違を主張 日本協会は同部所属5選手を処分も…

スポーツ報知 2024年8月30日 16時40分

 日本アメリカンフットボール協会は30日、U20(20歳以下)日本代表のカナダ遠征(6月~7月)中に、関学大アメフト部所属の5選手に重大な規律違反があったとして、当該選手の処分と同部に勧告を行ったことを発表した。選手1人は大麻含有製品の蓋然性がある物質を所持、使用したとし、日本代表に選抜される資格を無期限停止に。関学大には、当該選手の無期限活動停止を勧告したという。

 これを受けて関学大は大阪市内で会見を開いた。冒頭で池埜聡部長は「大変重く受け止めています。深くおわび申し上げます」と発言し、深々と頭を下げた。ただ、その後、小野宏ディレクターが経緯を説明。「大麻を使用している可能性は我々はないと認識していますが、大会期間中に紛らわしい行為があったことも判明しております」と明かした。

 5選手は大学側の複数回の聞き取りに対して大麻の使用は否定。ただ大会期間中に、禁煙がチームルールになっているにも関わらず、水蒸気を用いた電子たばこの一種を現地で購入、使用したという。これを他の選手が大麻使用と疑った経緯があった模様だ。

 5選手は7月5日には尿検査も実施し、陰性だった。そのうちの3選手は8月1日に日本協会の管理の下、検査専門機関で毛髪検査を受検し、陰性だった。だが、残り2選手は期限となっていた同10日までに検査を受けなかった。その後、残りの1選手は同14日に受検し、28日に陰性が判明したものの、最後の1選手は証拠もないうわさを立てられた不信感などから、検査を受けなかったという。

 小野宏ディレクターは「全員『心当たりはない。やっていません』と主張しています」と繰り返し説明した。部は本件が判明してからも活動を続けており、秋季リーグ戦に向けての準備も進めている。

この記事の関連ニュース