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ボクシング元世界王者・村田諒太氏と比べ「スピードは上」プロ転向決断の森脇唯人をアトランタ五輪代表本博国氏が評価

スポーツ報知 2024年8月31日 2時5分

 2021年東京五輪のボクシング男子ミドル級代表、森脇唯人(28)がプロ転向を決意したことが30日、分かった。ミドル級の五輪代表では、12年ロンドン大会金メダリストでプロの世界でも頂点に輝いた村田諒太氏(38)以来の挑戦。森脇は、村田氏を超える重い階級のスーパーミドル級で日本人初の世界王者を目指す。米国を主戦場に年末から来年初頭のデビューを予定している。

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 1996年アトランタ五輪の男子ミドル級代表で日本連盟理事の本博国氏(54)は森脇を「世界チャンピオンになる可能性はある。運動能力が高く、パンチ力もある」と評価する。12年ロンドン五輪では村田、21年東京では森脇のセコンドも務めており、同じミドル級だった2人を比較し、「スピードは森脇が上。パンチ力は互角。ディフェンス力は村田が上。森脇は一発目はかわすが、追撃されたときに課題があるかな」と分析する。

 性格的には「森脇は『倒してきます』って出て行く。まっすぐ。もう少し冷静にできたら、もっといい成績を残せたと思う」。冷静で粘り強く、試合中でも柔軟に戦い方を変更できた村田との違いを指摘した。

 日本人初のスーパーミドル級での王座を目指す森脇に「いつも連絡をくれて律義。スピード、パワーがあって、見せ方もわかっている。プロ向き。村田のように、ぜひ、チャンピオンになってほしい」とエールを送った。

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