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【オリックス】2年目左腕が6回無失点で6勝目 3戦3勝の楽天モバイルで自身の連敗6で止めた

スポーツ報知 2024年8月31日 5時0分

◆パ・リーグ 楽天0ー2オリックス(30日・楽天モバイル)

 我慢が報われた。オリックス・曽谷が悲運を返上した。「うれしいのと、ホッとしています…」。6回を6安打無失点で7月2日以来の6勝目。自身の連敗も6で止め、心から笑った。

 初回、2回と得点圏のピンチをしのぐなど、3者凡退は1度だけだった。しかし、無四球と制球は安定。「抑えて流れを持って来ようと思った。楽しかったというか、攻撃みたいな気持ちになった」と2点リードの6回1死満塁でも鈴木大、フランコを退けた。楽天戦は5勝目。地元・奈良から父の博一さん(50)も駆けつけた楽天モバイルで、3戦3勝と好相性も発揮した。

 連敗中の援護点は1点。「点が入らないんかな…と思って、投げてしまいそうになる」とつぶやくことがあった。そばで聞いていたのは宮城。「そう思ってしまうと、自分の投球ができないですよ」と穏やかな口調で助言された。1学年下だが、プロとしては3年先輩のエース。勝ち負けに左右されず、先発の仕事に徹する大切さを再確認した。

 大逆転CSへ向けても、落とせない楽天4連戦を白星発進。中嶋監督は「もっと(勝ち星が)ついてもおかしくない投手なので」とうなずいた。長いトンネルを抜け「投げる試合は全部勝っていきたい」と宣言した2年目左腕。経験値を上げ、一気に突き抜けそうな予感だ。(長田 亨)

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