３１日のオリックス戦（楽天モバイル）で先発予定の楽天・岸孝之投手（３９）が３０日、ベストを尽くす事を誓った。
Ａクラス入りを懸けて、絶対に落とせない一戦のマウンドに登る。プロ１８年目のベテランは「最低限の仕事、最高は０（失点）ですけど。試合を壊さなければ何とか野手の方が点を取ってくれるんじゃないかと思っている。ゲームを壊さなければなんとかチームが勝てる方向にいくんじゃないかと思う」と力を込めた。
前回登板の２４日・西武戦（ベルーナＤ）では６回２／３を投げ４安打３失点。６回までわずか１安打に封じていたが、２―０の７回に佐藤龍に３号ソロを左越えに運ばれ、２死一、二塁から古賀に同点打を許して降板。救援が勝ち越し打を許し、逆転され９敗目を喫した。
本拠地では３勝４敗、７月１３日の西武戦で、パ・リーグ最年長の３９歳７か月で無四死球完封勝利を挙げて以来となる本拠地での勝利を目指す。３位ロッテとのゲーム差は３。「０に抑えることができたら一番いい。勝負なので何とも言えないですけど、ベストを尽くす」。通算１６２勝目をかけて岸が腕を振る。
（太田 和樹）