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井上尚弥「簡単な試合になるとは思っていない。KO、判定どちらも準備する」37歳ドヘニーを警戒 9戦ぶり判定も見据える

スポーツ報知 2024年8月31日 15時6分

 ◆プロボクシング ▽WBA、WBC、IBF、WBO世界スーパーバンタム級(55・3キロ以下)タイトルマッチ12回戦 統一王者・井上尚弥―WBO同級2位TJ・ドヘニー ▽WBO世界バンタム級(53・5キロ以下)タイトルマッチ12回戦 王者・武居由樹―同級1位・比嘉大吾(9月3日、東京・有明アリーナ)

 世界4団体スーパーバンタム級統一王者・井上尚弥(大橋)とWBO同級2位、WBA6位、WBC、IBF7位のTJ・ドヘニー(アイルランド)が31日、横浜市内で公式会見を行った。尚弥は「こうして4つのベルト、4団体の防衛戦ができることに誇りを持ち、自分の中で納得できる試合をしたい」と意気込んだ。

 ドヘニーは37歳という年齢などから、力不足と言われるが、尚弥は「みなさんが言っているほど簡単な試合になるとは思っていない」と警戒感を口にした。「体も見るからにいいですし、当日は僕以上にリカバリーしてくると思います。そういう相手だからこそKOしたい」とつけ加えた。

 KO宣言した尚弥だが、「ボクシングの魅力は判定決着になっても伝えられると思っている。KO、判定どちらも準備します」と19年11月のWBSSバンタム級(53・5キロ以下)決勝でのノニト・ドネア(米国)以来となる9試合ぶりの判定をも見据えた。

 尚弥を共同プロモートするトップランク社のボブ・アラムCEOも「ドヘニーは日本で最近3試合すべてKOで勝利しています。少なくとも私は、モンスターがすばらしいパフォーマンスをして勝ったとしても、いい相手だったと言ってもらえる選手だと思う」と好敵手であることを認める。ドヘニー自身も「歴史を作りに来た。ベルトを取り返すという思いでいる」と意気込んだ。

 戦績は31歳の尚弥が27戦全勝(24KO)、37歳のドヘニーが26勝(20KO)4敗。

 試合はLeminoで無料生配信される。

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