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やす子、チャリティーマラソンにヒロミがサプライズ登場!「錦鯉」ら先輩芸人らと笑顔でスタート…「24時間テレビ」

スポーツ報知 2024年9月1日 3時0分

 毎夏恒例の日本テレビ系チャリティー番組「24時間テレビ47」が31日、東京・両国国技館で始まった。全国の児童養護施設のために使われる「目的別募金」のチャリティーマラソンランナーを務めるタレント・やす子(25)は横浜市の日産スタジアムでスタート。台風10号の接近に伴い、当初予定されていた市民ランナーの参加が中止になり、この日は競技場の周回コースを走る形に。「錦鯉」ら先輩芸人らとともに、元気いっぱいに走り出した。

 午後7時55分。サプライズでスターターを務めた昨年のチャリティーランナー・ヒロミ(59)の号砲が響き、やす子の力走が始まった。スタート時の日産スタジアムは雨も少し和らぎ、やす子の笑顔も満開に。「準備OK?」のかけ声に「はい~」と答え、先輩芸人ら仲間とともに第一歩を踏み出した。

 やす子にとって、当初の想定とは違ったランになった。本来は、1000人を超える市民ランナーも参加する予定だったが、台風10号の接近を受け中止に。また天候を鑑(かんが)み、この日はスタジアム内を周回する形になった。これまでのマラソン練習では酷暑を想定して対策をとってきたが、暑さよりも雨や風との闘いが強いられることになった。

 それでも、やす子を駆り立てたのは「児童養護施設のために」という思いの強さゆえだ。今回「高校時代に児童養護施設にお世話になっていた」と生い立ちを公表し、史上初めて「目的別募金」の形でのチャリティーマラソンを発案。新たに「マラソン児童養護施設募金」を開設し、やす子が走る間にテレビ画面に映るQRコードから募金すると、通常の「24時間テレビ」の募金で使われる福祉支援や災害復興支援などとは別に、全額が全国の児童養護施設のために使われる。

 「自分が児童養護施設でお世話になったとき、大人に気にかけていただいたことがすごくうれしかった。今度は自分が恩返しする番」と決意のやす子。スタート直後の時点ですでに募金額は4635万円に到達。リアルタイムで募金額が反映され続けるたびに、やす子は笑顔で感謝し頭を下げた。

 「『児童養護施設にいたんだ』と友達に言ったとき、そこで話が止まったり、かわいそうと言われることもあった。ちょっとでも認識が変わってもらえたら」。1日のゴールを目指して、やす子の挑戦が始まった。

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