◆パ・リーグ 西武2―1日本ハム(31日・ベルーナドーム)
日本ハムの新庄剛志監督は、逆転負けにも勝負を決めたベテラン・栗山に拍手を送った。
1点リードの8回、2死三塁で代打・栗山が告げられると左腕・河野を投入。しかし、河野の初球真っすぐを右翼席まで運ばれた。
指揮官は「もう栗山くん褒めるしかないでしょう、これは。ベテランの読みというか、真っすぐ一本。ちょっと河野くんも浮きましたけどね。でもあれを仕留めてスタンドまで持っていくんですからね。一発を狙っていい場面なんで。たいしたもん」と脱帽した。
7回には1死一、三塁の場面で、上川畑が初球にセーフティースクイズを決め先制。西武・今井、日本ハム・バーヘイゲンと両先発が6回まで2安打に抑える投手戦を展開するなど、締まった試合に「いいゲームでした。全然切り替えられます」と語った。
8月は16勝9敗1分けと貯金7を積み上げた。勝負の9月へ「面白い争いしているし、ファンの方も喜んで、この接戦を楽しんでもらって。最後には笑える」と話していた。