◆JERAセ・リーグ 広島7―0ヤクルト(31日・マツダスタジアム)
広島は、先発・大瀬良が被安打1の7回無失点と好投し、首位返り咲きに導いた。大瀬良は歴代1位の前田健太(タイガース)に並ぶマツダ通算45勝目となり、同球場の登板は1/3回を更新する83回1/3で歴代1位となった。打線は4回に末包の適時二塁打などで2点を先制し、7回は菊池の8号ソロに続き、矢野が22年8月27日の巨人戦(マツダ)以来、735日ぶりのプロ3号。この回は一挙5点を追加し、今季マツダでのヤクルト戦は無敗の8連勝。8月は15勝9敗1分けで月間首位で終え、勝負の9月に突入する。
新井貴浩監督の試合後の主な一問一答は以下。
―7回無失点と好投した大瀬良投手は初回の1安打だけ
「序盤は球数(2回まで48球)が多かったんですけど、徐々に修正して、今日も素晴らしい、何も言うことがないピッチングだったと思います。アツ(会沢)も、いいリードだったと思います」
―4回は小園選手の積極的な仕掛けから末包選手の一打で先制
「小園もスエ(末包)も最近ちょっと、なかなか思うようなスイングができてなかったと思うけど、今日は二人ともいいスイングでしたし、これをきっかけに、またどんどん調子を上げてもらいたいです」
―4回は矢野選手のタイムリーで追加点を奪った2点目も大きかった
「大きかったですね。2アウトからですよね。そのタイムリーも大きかったですし、その次の打席もねぇ、ちょっとビックリしちゃいましたね」
―7回の次打席は師匠の菊池選手に続く2年ぶりのプロ3号
「キクはツボがある。浮いてきたら一発がありますし、ナイスバッティングでした。矢野くんは、ちゃんと明日修正してやってほしいですね(笑い)。振りが大きくならないように。でも、素晴らしいスイングでした」
―改めて矢野選手の守備を含めた貢献度について
「彼はまだまだ成長途中ですけど、今年すごく、いい毎日を送っていると思います。もちろん今日、ナイスHRでしたけど、守りで何点も防いでくれている。また明日からしっかり頑張ってほしいなと思います」
―大瀬良投手に交代を告げる際は耳打ちのような形で声を掛けていた
「それは二人だけの話だから。いや、次は中5でいってもらうから。だから、点を取られてないけど、今日もう代わるぞと言いました」
―勝負の9月に突入する
「今日で(残り)30試合を切りましたね。周りはコントロールできないので、自分たちはしっかりいい準備をして。自分たちはコントロールできると思いますので。目の前の1試合1試合を、うちらしく全員野球で戦っていきたいと思います」