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今季初の3連勝へJ1札幌FW鈴木武蔵が3戦ぶりゴールを狙う 1日ホーム・川崎戦

スポーツ報知 2024年9月1日 6時25分

 今季初の3連勝へ、J1北海道コンサドーレ札幌FW鈴木武蔵(30)が3戦ぶりゴールを狙う。札幌は1日、ホームで川崎と戦う。先発が確実な武蔵は、札幌ドームから大和ハウスプレミストドームに名称が変わった初戦の8月10日福岡戦(2△2)で、チームのプレド初得点を挙げた。以後2試合は無得点も、前線からの守備やおとりとなる動きで2連勝に貢献してきた。“得意舞台”での一戦で明確な結果を残し、残留圏浮上への足掛かりを築く。

 黒子としての役割を果たしつつ、武蔵が主役の座も堂々と張りにいく。今季初の3連勝を狙う戦いへ「ゴールを決めて、更にチームを勢いづかせたい」と明確に目標を口にした。プレド第1号を決めた以来の3試合ぶり一発で、J1残留の可能性をより高いものとする。

 2連勝中、得点こそないが、好結果につながる働きは見せてきた。「クロスの時など相手が僕につられて、他の選手が空きやすいなというのは感じる」と言うように、縦横無尽の動きが2戦7得点の攻撃力を生んでいる。「例年のフロンターレより、守備に関してはそれほどでもと思ってるので。自分たちの攻撃をしっかり出せれば、2点3点奪える」。過去2勝の難敵にも、自信を持って攻め込んでいく。

 FWながら守備への強い意識も効果をもたらしている。「前から(相手のパスコースを)限定することで失点にも関わってくる。相手がいい状態で蹴れないようにプレッシャーをかけていきたい」。マンツーマンでつく相手には圧力をかけてロングボールは極力封じ、前節磐田戦では2―0と14試合ぶり完封にもつなげた。「ここ数試合、守備と球際の部分はできているので。そこのベースは続けていきたい」と労を惜しまない。

 6~7月にはクラブワーストの5戦連続無得点も記録するなど苦しんだが、今は違う。「ここから嫌なムードになるチームなら浮上は難しいと思うが、僕らはそれを乗り切ってる。残留争いしているチームでここ最近、これだけ大量に得点を取れているのはすごくいいこと。この勢いを継続していきたい」と武蔵は声を大にした。どん底からはい上がってきた者の強さを、今日も見せる。(砂田 秀人)

 〇…8月29日の練習中に左内転筋の張りを訴え、同30日の練習を休んだMFスパチョーク(26)が、31日の宮の沢での練習では紅白戦で主力組に入るなど、フルメニューを消化。「患部を確認したが問題はなかった」と川崎戦出場に支障がないことを強調した。左太もも裏肉離れから復帰後、チームは2連勝と上昇気配にあるが、最下位という現状に「ここからも勝ちを継続していかないといけない。明日(1日)も勝利だけを目指したい」と表情を引き締めた。

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