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菊池雄星が移籍後最長6回無失点の好投で7勝目権利 2ケタKの奪三振ショーで圧巻投球

スポーツ報知 2024年9月1日 9時47分

◆米大リーグ アストロズ―ロイヤルズ(31日、米テキサス州ヒューストン=ミニッツメイドパーク)

 アストロズ・菊池雄星投手(33)が31日(日本時間9月1日)、本拠地・ロイヤルズ戦に先発し、6回終了時点で87球を投げ、3安打無失点、10奪三振の好投を見せて7勝目の権利をつかんだ。

 初回は先頭のガルシアから直球で空振り三振を奪うと、続く打率がメジャー全体でトップのウィットも三ゴロ。通算271本塁打の34歳捕手・ペレスも右飛に打ち取って3者凡退の好発進を切った。2回も2者連続三振を奪うなど1人の走者も許さず。3回は1死からハンプソンを打球速度55・2マイル(約88・8キロ)で打ち取った当たりだったが、シフトを敷いて二塁ベース寄りを守っていた一塁手のライン側を抜ける不運な二塁打となり初めて走者を背負った。それでも1死二塁から2者連続で空振り三振を奪って切り抜けた。

 雄星が3回まで1安打無失点、5奪三振の好投を見せたが、投げ合ったロイヤルズの左腕・ラガンズも初回1死から8者連続三振を奪う好投で3回まで無安打無失点。両軍無得点の4回は、先頭のウィットから外角高めの直球で空振り三振を奪うと、ペレスには左前安打を浴びたが、後続を抑えて走者を進めることはなかった。5回は2死から見逃し三振を奪うなど3者凡退。6回は先頭に中前安打を浴びて初めて先頭の出塁を許したが、最後は2死二塁でペレスから空振り三振を奪って本塁を踏ませず、移籍後6試合目で初めて6回を投げきった。

 すると両軍無得点の6回裏にアストロズは2四死球などで無死満塁のチャンスを作ると、ディアスの左翼への2点適時打で先取点を奪い、ぺーニャも中堅への2点適時三塁打を放って追加点を奪うなど、6回終了時点で3安打無失点、10奪三振と好投している菊池に7勝目となる勝利投手の権利が生じた。2ケタ奪三振は今季3度目となった。

 雄星は前回登板の25日(同26日)、敵地・オリオールズ戦で6回途中2安打3失点。勝敗はつかなかったが、自己最速98・8マイル(約159キロ)を計測した。アストロズ移籍後はこれまでの5試合で2勝無敗。登板した全ての試合でチームは勝っている。この試合が今季28試合目の登板(ブルージェイズ22、アストロズ6)。試合前の時点で6勝9敗、防御率4・39だった。チームはア・リーグ西地区首位を走り、中5日での登板となっている。

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