毎夏恒例の日本テレビ系チャリティー番組「２４時間テレビ４７」に「アリス」の堀内孝雄、「海援隊」の武田鉄矢が出演し、同番組を象徴する楽曲「サライ」の生みの親で昨年１０月に死去した谷村新司さんを追悼した。
谷村さんは１９９２年の「２４時間」で、番組の生放送中に加山雄三と楽曲を生み出す企画で「サライ」を完成。番組では、家族ぐるみで親交があった女優の天海祐希がＶＴＲのナレーションを務め、谷村さんの生前のチャリティーへの思いを紹介した。「サライ」でタッグを組んだ加山雄三は、電話でＶＴＲ出演し「彼は永遠に親友」と力強く語った。
会場の東京・両国の国技館のステージでは生前の谷村さんが演奏する映像とともに「チャンピオン」と「サライ」をメドレーで披露。「サライ」では、赤井英和や徳光和夫さん、森三中・大島美幸ら歴代のチャリティーマラソンランナーも登場し声を合わせた。堀内孝雄は「彼がいなくなって早いもので１年がたとうとしている。いろんな思いを残してくれた。『２４時間テレビ』は記憶に残っていますし、一緒になれる良い番組だと思う」としみじみ。歌唱後には「みんな、みんな、ありがとう、拍手！ チンペイ！」と谷村さんの愛称で天国に呼びかけた。