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【光る君へ】まひろ「光る君でございます」ついに題名口にしネット沸騰「彰子ちゃんの心も動かす物語の力!」

スポーツ報知 2024年9月1日 20時45分

 女優・吉高由里子主演のNHK大河ドラマ「光る君へ」(日曜・後8時)の第33話「式部誕生」が1日、放送された。

 今回、道長(柄本佑)に頼まれ、まひろ(吉高由里子)は彰子(見上愛)が暮らす藤壺に住み込みで働き始める。まひろは早速、物語の続きを書こうとするも、宮中での暮らしに慣れず、思うように筆は進まない。悩んだまひろは、道長の反対を押し切り、家に戻って執筆することに。

 この頃、一条天皇(塩野瑛久)の命で除目の儀に復帰した伊周(三浦翔平)が不穏な動きを見せ始めていた。一方でまひろは数か月後、書き進めた物語を持って藤壺を訪ねると…というストーリーだった。

 (以下、ネタバレがあります。ご注意下さい)

 今回、宮中での他の女房からの圧力、果ては隣の房からのいびきにまで悩まされたまひろは「無理…」とつぶやくと、道長に「里に戻って(続きを)書きとうございます」と直訴。終盤では、なんとか仕上がった物語の途中までを携え藤壺へ。彰子に書き上げた部分までの物語を読み上げる場面が映し出された。

 ここで「うつけ」と噂されるほど、これまで自身の意思を表に出すことがなかった彰子が「帝(みかど)のお読みになるものを私も読みたい。帝がお気に召された物語を知りたい」と初めてといっていい意思表示。

 まひろがここまでの美しく賢い皇子(光源氏)が活躍する物語を読み上げると「帝みたい…。その皇子の名は?」と彰子が問いかけ、まひろが「あまりにも美しかったので、光る君と呼ばれました」と説明するシーンが展開された。

 クライマックスでは一条天皇も「そなたの書く物語が朕(ちん)の心に染みいってきた。もっと多くの者に読ませるべき物語と思う」と認め、道長からは褒美の品として、自身と三郎時代の道長とが川べりで出会った際の様子が再現された扇が贈られた。

 ついに題名の示す意味が主人公・まひろによって明かされた一幕にネットも興奮。放送中にはX(旧ツイッター)のトレンドワードで「#光る君へ」が1位に急浮上した。

 ネット上には「ついに題名の意味をまひろちゃんが自ら口に。初回からの伏線回収と言っていい感動回だった!」、「彰子ちゃんの心も動かす物語の力!」、「彰子がこんなにしゃべるなんて初めてだろ… クララが立った以上の感動だぜ」、「うおお、帝が藤式部の物語に感動している! さすが1000年文学源氏物語」、「道長、出会いの場面の扇をプレゼントかー。イキだね~」などの様々な声が集まった。

 大河ドラマ63作目となる同作。吉高は2014年に連続テレビ小説「花子とアン」のヒロインを演じており、朝ドラと大河の両作品の主演は4人目になる。

 脚本は2006年の大河ドラマ「功名が辻」やドラマ「セカンドバージン」「大恋愛~僕を忘れる君と」「星降る夜に」などを手掛けた大石静氏が担当。大河の中でも数少ない平安時代を舞台に、世界最古の女流作家とも呼ばれる紫式部/まひろ(吉高)の生涯を描く。音楽は冬野ユミ氏、語りはNHKの伊東敏恵アナウンサーが務める。

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