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大城卓三、坂本勇人腰痛の影響で9日ぶり一塁守った!5番で同点打!「早い段階で追いつきたいと思って」

スポーツ報知 2024年9月2日 5時30分

◆JERA セ・リーグ 阪神1―3巨人=7回降雨コールド=(1日・甲子園)

 快音を残した大城卓三捕手(31)の鋭い打球が小雨を切り裂き、左前に弾んだ。0―1の4回1死二塁、5球目の外角143キロ直球を流し打った。同点の左前適時打に「早い段階で追いつきたいと思って打席に入りました」。8月17日のDeNA戦(横浜)以来、約2週間ぶりのタイムリーで流れを呼び戻した。

 一塁手としては同23日の中日戦(東京D)以来のスタメン出場。8月下旬は復調した坂本が三塁に定着し、岡本和が定位置の一塁に戻ったことで捕手として岸田、小林との併用が続いていた。坂本が腰痛でベンチスタートとなった影響で9日ぶりにファーストミットをはめ、バットで結果を残した。

 課題を克服するべく“特訓”にも取り組んでいる。8月14日・阪神戦(東京D)は、一塁走者だった8回に二塁打で生還できず、本塁で憤死。阿部監督から「3回くらい間一髪でアウトになっている。足が速い、遅いではなくできることをどうやるか」と、くぎを刺されていた。

 決して俊足とは言えない大城卓だが、翌日の試合前練習から亀井外野守備兼走塁コーチとマンツーマンの「もも上げトレ」を開始。フリー打撃後、一塁ベース付近で足を上げる姿が恒例だ。「何とかやれることを必死に」と大城卓。チームに貢献するため、リーグ最終盤も懸命に汗を流す。(内田 拓希)

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