体操男子のパリ五輪で日本勢５２年ぶり３冠を達成した岡慎之助と、団体金メダルメンバーの杉野正尭（ともに徳洲会）が２日、凱旋試合となる国民スポーツ大会（７日、ＳＡＧＡアリーナ）に向けて、オンラインで取材に応じた。
岡は地元・岡山県代表で出場。大活躍したパリ五輪から約１か月、金メダリストとして挑む最初の大会で「もちろん優勝したい。今年は岡山県で出て、結果を残してみんなに恩返ししたい気持ちでいる」と意気込んだ。床運動と五輪金メダルの鉄棒では新技を投入予定。五輪よりも難度を上げてさらなる進化を見せる。
帰国後もテレビ出演や取材など引っ張りだこの岡。多忙極める中、我慢していた念願の「ラーメン二郎」にも行き、エネルギーチャージ。「見ているみなさんのためにも精いっぱい演技して、見ていて楽しいと思ってもらえるような演技をしたい」と語った。
また杉野は、福井県代表で出場する。「五輪での疲労感はまだ抜け切れてない感覚はあるが、心の疲労はない。一人ひとりの魂のこもった演技を見ていただきたい」とアピールした。
また、女子で喫煙、飲酒の発覚によりパリ五輪出場を辞退した宮田笙子（順大）も福井県代表でエントリーしている。