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関脇降下の貴景勝はぶつかり稽古で調整 師匠「(状態は)徐々に上がってきている」 秋場所8日初日

スポーツ報知 2024年9月2日 19時1分

 大関から陥落し、大相撲秋場所(8日初日、東京・両国国技館)では関脇として臨む貴景勝(常盤山)が2日、東京・板橋区の部屋での朝稽古に参加した。四股やスクワット、腕立てなどの基礎運動で汗を流し、稽古終盤では幕下・若ノ勝を相手に土俵外でぶつかり稽古を行った。

 9度目のカド番で迎えた7月の名古屋場所で5勝10敗に終わり、2度目の大関陥落が決定。関脇に降下するのは、最初に大関から番付を下げた2019年秋場所以来となった。夏巡業は全休。今場所で10勝を挙げれば、1場所での大関返り咲きがかなうが、首には慢性的な痛みを抱える。師匠の常盤山親方(元小結・隆三杉)は「(状態は)徐々に上がってきている。最初は立ち合いだけだったが、今はぶつかり稽古もしている」と初日へ向けて段階を踏んでいるが、「これからガンガンやるのは、首の具合もあるので、ぶつかり稽古ぐらいです」と語り、今後も慎重な調整が続く。(大西 健太)

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