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巨人・秋広優人が2か月ぶり1軍昇格 バット寝かせる新打法好調 19歳浅野に続きVへのラストピースに

スポーツ報知 2024年9月3日 5時0分

 巨人・秋広優人内野手(21)が、3日のヤクルト戦(京セラD)から1軍に昇格することが2日、分かった。約2か月ぶりの1軍合流となる。バットを寝かせた新打法を取り入れ、ファームで4戦連続安打と好調。8月中旬の昇格から打線を引っ張る浅野翔吾外野手(19)に続き、リーグ最終盤の起爆剤として期待がかかる。

 V奪回へのラストピースとなるべく、秋広が1軍に戻ってくる。6月23日に登録抹消されて以来、約2か月ぶりの再昇格が決まった。代わりに若林が抹消となった。ファームでは87試合で打率2割6分8厘、1本塁打。直近5試合は19打数6安打で打率3割1分6厘とアピールし、1軍切符をつかみとった。

 好調の一因は新打法の導入だ。8月下旬から立てていたバットを左肩の上に寝かせ、テイクバックを小さくしたフォームに変更した。「打ちにいく準備ができているので、差し込まれる怖さがない」と、8月31日の楽天戦(森林どり泉)では左中間を破る二塁打を含む3安打。持ち前の長打力に加え、広角打法に磨きをかけた“ニュー秋広”の打棒を1軍の舞台でお披露目する。

 19歳に続く起爆剤として期待がかかる。浅野が8月中旬に約4か月ぶりに1軍へ再合流し、14日の阪神戦(東京D)で今季初安打となる満塁弾。与えられたチャンスでアピールし、再昇格後は14試合で50打数16安打で打率3割2分、3本塁打、11打点と爆発中だ。秋広が浅野に続いてチャンスをつかみ取れば、残り24試合を戦う上で打線の厚みはさらに増すことになる。

 チームは現状、主に岡本和と大城卓が一塁、モンテスが左翼を務めているが、坂本の休養時には岡本和が三塁に回るなどポジションは流動的だ。秋広には貴重な左の代打としての役割だけではなく、大城卓が捕手に入る場合は一塁、左翼でのスタメン起用も十分に考えられる状況だ。

 前回、5月から1か月同行した1軍では17試合で打率2割2分9厘。代打での起用も多く、「1球の打ち損じっていうのが命取りになる。狙い球や目付の位置、球の軌道をちゃんとイメージして打席に行く」とファームで意識改革にも取り組んできた。今度こそチャンスをつかみ、リーグ最終盤の切り札になる。

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