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大谷翔平、1試合3盗塁で「50―50」どころか「51―54」ペース ドジャースはDバックスと直接対決勝ち越し

スポーツ報知 2024年9月3日 8時35分

◆米大リーグ ダイヤモンドバックス6―11ドジャース(2日、米アリゾナ州フェニックス=チェースフィールド)

 ドジャース・大谷翔平投手(30)が2日(日本時間3日)、敵地・Dバックス戦に「1番・DH」で先発出場。4打数2安打2四球、自身最多タイの1試合3盗塁で“史上初”をさらに更新する「44―46」とした。

 Rソックス時代の19年に19勝を挙げるなど通算5度の2ケタ勝利を誇るDバックス先発のE・ロドリゲスとはこの日まで通算11打数2安打の打率1割8分2厘、1本塁打だったが、今季初対戦で初回先頭の第1打席は右前打。打球速度117・2マイル(約188・6キロ)を計測し、自身今季2番目の速さの当たりだった。

 4回2死三塁の第3打席は勝負を避けられるような形で四球を選ぶと、2番・ベッツの4球目に3試合ぶりの二盗となる44盗塁目を決めて「44―44」とした。さらに敵地が騒然としたのは7回。大谷は1死無走者の第4打席で2番手左腕・モンゴメリーから右前打を放ち、3試合ぶりのマルチ安打とすると、続くベッツの2球目に二盗、3球目に三盗を立て続けに決め、46盗塁。自身最多タイとなる1試合3盗塁で「44―46」となった。「43―43」の時点ですでに史上初だったが、その後も新たな歴史をつくり続けている。

 ナ・リーグ西地区首位を走るド軍は、同地区2位のDバックスとの直接対決を3勝1敗と勝ち越し。ゲーム差「6」に広げた。大谷は第1戦では2回に43盗塁目、8回に43号ソロをマークし、「43―43」を達成。第2戦では初回に通算11本目の先頭打者弾となる44号ソロを放ち、同じ“MVPトリオ”の2番・ベッツ、3番・フリーマンと球団史上初の初回先頭からの3者連続アーチを呼び込んだ。だが、第3戦は4打数無安打3三振。8回途中交代でチームも大敗を喫した。振り返れば、地区優勝争いでも大きな意味を持つこの4連戦は大谷の成績が勝敗と連動していた。

 チーム138試合(自身は135試合)目を終えてシーズン54盗塁ペースとした大谷は依然として同51本塁打ペースもキープ。前人未到の「50―50」を超える「51―54」となる計算だ。昨年9月に受けた右肘手術の影響で打者専念となっている移籍1年目。一体どんな伝説を残すのか―。

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