◆プロボクシング ▽WBA、WBC、IBF、WBO世界スーパーバンタム級(55・3キロ以下)タイトルマッチ12回戦 統一王者・井上尚弥―WBO同級2位TJ・ドヘニー(9月3日、東京・有明アリーナ)
世界4団体スーパーバンタム級統一王者・井上尚弥(大橋)が、7回TKO勝ちで、同級2位TJ・ドヘニー(アイルランド)の挑戦を退けた。WBC、WBOは3度目、WBA、IBFは2度目の防衛に成功した。
前WBA世界スーパーフライ級(52・1キロ以下)王者・井岡一翔(志成)、WBAスーパー、WBC、WBO世界スーパーミドル級(76・2キロ以下)統一王者・サウル・アルバレス(メキシコ)と22で並んでいた通算世界戦勝利数を23とし、現役単独最多となった。自身が持つ日本人最多世界戦連勝数も23に更新した。
◆尚弥の記録メモ
▽世界戦23勝目 元世界3団体ミドル級王者のゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)に並ぶ現役最多。前WBA世界スーパーフライ級王者・井岡一翔(志成)と22勝で並んでいたが、日本人としては単独最多となった。
▽世界戦23連勝 世界の単独5位に浮上。1位はジョー・ルイスとフロイド・メイウェザー(ともに米国)の26連勝。
▽世界戦9連続KO勝利 自らがWBO世界スーパーフライ級王者だった16年9月から、WBA世界バンタム級王者としての19年5月までに記録した8連続を更新。