日本代表は３日、２６年北中米Ｗ杯アジア最終予選中国戦（５日・埼玉）、バーレーン戦（１０日・バーレーン）に向け、さいたま市内で２日目のトレーニングを実施。全２７選手が合流し、７か月ぶりにＡ代表に復帰したＦＷ伊東純也も軽快に汗を流した。
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伊東は全体練習後に行われた取材で「（代表復帰は）本当にうれしい。チームに貢献したいなという気持ちでいる」と語った。
今年１～２月のアジア杯期間中、一部週刊誌の性加害疑惑報道を受けて代表を離脱。女性２人は昨年６月にともに飲食した後に大阪市のホテルで性的被害にあったとして、今年１月に伊東を大阪府警に告訴した。
一方、伊東側も性加害はなかったとして、虚偽告訴容疑で女性側を告訴。大阪地検は９日に伊東、女性側とも嫌疑不十分で不起訴処分とした。
３、６月の活動は招集されず、森保一監督は会見などで「（伊東を）守るため」と発言してきた。伊東は森保監督と密にコミュニケーションをとってきたことを明かし「メンバー発表があるたびに、森保さんと話し合ってきた。今回は守るために入らない、とかです」と振り返った。「（クラブでの）プレーは常に見ているから」といった声がけもあったという。
指揮官は嫌疑不十分による不起訴処分を受けて「メディアの方々を含め、多くのサポーターの皆さんが温かく見守ってくれる環境がある、落ち着いて彼もチームも活動できると判断した」と招集を決断。「これから彼も日本のために思い切ってプレーできると思います」と語り、チームへの貢献を期待していた。
伊東はＡ代表通算５４試合出場１３得点。中国戦に出場すれば、１月２７日のアジア杯１次リーグ第３戦インドネシア戦以来の代表戦となる。「前回の最終予選でも初戦を落としている。今回は１戦目からしっかり勝って、いい状態で臨んでいきたい。自分たちからわざわざ追い込まれにいく必要はない」と意気込んだ。