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田崎史郎氏vs玉川徹氏、「モーニングショー」で「選択的夫婦別姓」を巡り激論…スタジオ緊迫

スポーツ報知 2024年9月4日 10時35分

 テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜・午前8時)は4日、自民党の総裁選を特集した。

 スタジオでは現在までに小林鷹之前経済安保担当相、石破茂元幹事長、河野太郎デジタル相、林芳正官房長官が出馬会見を行ったことを紹介。その上で総裁選の複数の争点をあげた。

 その中で争点のひとつに「選択的夫婦別姓」を取り上げた。これについて出馬会見を行った4人の発言を紹介。小林氏は「旧姓併記の制度改正についての周知徹底が優先」と慎重だった。

 一方、石破氏は「姓が選べないことでのつらい思いや不利益は解消されねば」。河野氏は「選択的夫婦別姓は認めた方がいい」。林氏は「個人的には選択的夫婦別姓というのはあっていい」と3人が賛成であることを伝えた。

 この出馬表明会見を終えた4人の意見を受けてスタジオでは出演者が議論。ゲスト出演した政治ジャーナリストの田崎史郎氏は、4人の立候補表明者のこうした発言を受け「世の中の流れを見れば選択的夫婦別姓は国民の感情として当たり前になってきている。総裁選では争点のひとつになる」と解説した。

 コメンテーターで元テレビ朝日社員の玉川徹氏は、選択的夫婦別姓を法制度化しないことに疑問を投げかけ、田崎氏も「やるべき、やった方がいい。それが世の中の流れ」と指摘した。さらに玉川氏は「郵政民営化の時みたいに、総裁が夫婦別姓やるんだ、と。反対だったって言うんだったら出てけ、と。公認しないとか対立候補立ててやる。だって郵政民営化の時、そうやってやりましたよね」と田崎氏に尋ねた。

 田崎氏は「郵政民営化のときはそうでした。あれは政策課題だから。夫婦別姓の問題は個人の信条とかに関わってくる問題だから慎重にやると思いますよ」と返すと玉川氏は「同じじゃないですか?制度の問題だし法律の問題です。法律を決めるのはすべて政策です」と反論すると田崎氏は「最終的に党内でコンセンサスができれば当然、法律にすると思いますよ」と述べた。これに玉川氏は「郵政民営化もコンセンサス取れてなかったから、対立候補に立てたじゃないですか?それぐらいのことやりゃぁいい」と述べるなどの激論にスタジオは緊迫したムードに包まれた。

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