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大谷翔平、延長10回チャンスで大歓声も…申告敬遠で大ブーイング 直後にベッツが3ラン

スポーツ報知 2024年9月4日 13時10分

◆米大リーグ エンゼルス―ドジャース(3日、米カリフォルニア州アナハイム=エンゼルスタジアム)

 ドジャース・大谷翔平投手(30)が3日(日本時間4日)、敵地・エンゼルス戦に「1番・DH」で先発出場。1点リードで迎えた延長10回2死二塁の第5打席は5番手右腕・コントレラスとのマッチアップとなったが、申告敬遠で歩かされた。大谷の登場でスタンディングオベーションだったスタンドからは大ブーイングが起きた。続く2番・ベッツが15号3ランを放った。

 大谷は昨季まで6年間在籍したエ軍のホームに3月のオープン戦以来、公式戦では初がい旋。昨季までの同僚、先発左腕・デトマーズとの初対戦で初回先頭の第1打席は一ゴロだったが、場内の巨大モニターには「Welcome Back」などの文字とともに功績をたたえる画像が映り、立ち上がるファンも多くいた。1点を追う3回1死一塁の第2打席は右翼線へ同点の適時三塁打。21年の自己最多100打点にあと1と迫る99打点目を挙げ、「MVPコール」が巻き起こった。5回1死の第3打席は見逃し三振、8回無死一塁の第4打席は3番手左腕・キハダから空振り三振だった。

 前日には「楽しみにしてます。一番時間を過ごした球場ではあるので。エンゼルスタジアムでプレーできることに特別な気持ちかなと思います」と心境を明かしていたが、試合前から大谷目当てのファンが殺到。エンゼルス時代の背番号17のユニホームを着た観客も目立った。ド軍に移籍した今季。6月21~22日(同22~23日)にはドジャースタジアムでエンゼルスと初対戦し、2戦連発を記録。2試合で6打数3安打の打率5割、2本塁打、4打点と強烈な“恩返し”を見舞ったが、この日今季45号が飛び出せば、エンゼルスタジアムで自身通算100号となる。

 2日(同3日)の敵地・Dバックス戦では自身最多タイの1試合3盗塁。“史上初”をさらに更新する「44―46」とし、シーズン換算では51本塁打、54盗塁ペースとなった。前人未到の「50―50」はもはや現実的な目標。本人も「1試合でも多く健康な状態で出られれば、チャンスはあるんじゃないかと思います」と意欲を口にした。慣れ親しんだ球場で、まずは史上初の「45―45」なるか。

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