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武居由樹、引退表明の比嘉大吾に「本当に感謝しかない」 八重樫東トレーナーからはサプライズのベルト贈呈

スポーツ報知 2024年9月4日 16時14分

◆プロボクシング ▽WBO世界バンタム級(53・5キロ以下)タイトルマッチ12回戦 〇王者・武居由樹 (判定) 同級1位・比嘉大吾●(3日、東京・有明アリーナ)

 初防衛に成功したWBO世界バンタム級王者・武居由樹(大橋)が4日、横浜市の所属ジムで記者会見を開き、勝利の喜びとともに、対戦後に引退を表明した挑戦者元WBC世界フライ級(50・8キロ以下)王者・比嘉大吾(志成)に対して感謝の思いを伝えた。

 「夕べは少しだけ眠れました。(左目上の)カットはあるけど、他は何もないので、できるだけ早く(練習を)やりたい」と話した武居。比嘉とは激しい打ち合いを展開し、11回にはK―1からボクシングに転向後、初のダウンも。3―0の判定で勝利は手にしたが、比嘉の強打で左目上をカットするなど激闘だった。「映像を見ましたが、思ったより悪くて、あまり良い出来ではなかった。もっと色々とできたのにな、と。でも、映像を見ると自分は楽しんでいるな」と武居。比嘉に対しては「一緒にトレーニングした仲で、良い方。良い試合ができたし、引退すると言われて、本当に感謝しかない」と思いを口にした。

 「12ラウンド戦えたのは経験になる。思い描いたKO決着はできなかった。結果をしっかり受け止めたい」と気を引き締めた武居だが、試合後には思わぬサプライズを受けたという。元世界3階級制覇王者の八重樫東トレーナーから、特別にK―1ワールドGPスーパーバンタム級王座のベルトを作ってもらい、プレゼントされたのだ。武居は自身のインスタグラムなどで「試合後に初防衛のお祝いで師匠がK―1のベルトをプレゼントしてくれました 八重樫師匠と一緒に上を目指していきます!」と投稿している。

 八重樫トレーナーは「K―1のベルトがレプリカだったので、せっかくだから、ちゃんとしたベルトを用意したかった」と説明。ボクシングで世界王者となったタイミングで渡したかったが作製が遅れたこともあり、このタイミングとなった。武居は「想像しなかったので、すごくうれしかった。これからも頑張りたいなと思う」と改めて気合を入れていた。

 戦績は28歳の武居が10戦全勝(8KO)、29歳の比嘉が21勝(19KO)3敗1分け。

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