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巨人・秋広「何とか貢献できれば」途中出場でマルチ安打

スポーツ報知 2024年9月5日 5時30分

◆JERAセ・リーグ 巨人0―3ヤクルト(4日・京セラドーム大阪)

 執念で食らいついた。秋広が途中出場ながら、粘り強い打撃でマルチ安打をマーク。「何とかチームに貢献できればという気持ちでやっているので、それがいい結果につながって良かったです」。完敗を喫した中で気を吐いた。

 まずは2点を追いかける7回2死一塁だ。代打で出場すると、2ストライクから吉村のフォークをたたきつけて遊撃への内野安打。1軍再昇格後初安打で6月12日の楽天戦(楽天モバイル)以来となるHランプをともした。さらに9回2死一塁では、追い込まれから4球ファウルで粘り、8球目のカーブに反応して二遊間を破った。阿部監督は「いい粘りを見せてくれたので継続してほしい」と評価しつつ、さらなる活躍を願った。

 昨季は10本塁打を放ち、誰もが今季の飛躍を思い描いた。ただ、持ち味の打撃で結果を残しきれず長い2軍生活を経験。8月下旬から立てていたバットを左肩の上に寝かせたフォームに変更し、浮上の糸口をつかんだ。試合前練習では京セラDの右翼5階席へ推定130メートル弾を放り込むなど、破壊力を増した打撃を披露している。「与えられたところで何とかチームに貢献できれば」。背番号55が得点力不足に苦しむ巨人の起爆剤となる。(宮内 孝太)

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