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【阪神】岡田彰布監督、連勝もピリピリ「去年のイメージ持ってたらアカンって」 井上広大には「あの打席がなかったら」

スポーツ報知 2024年9月4日 22時25分

◆JERAセ・リーグ 阪神9―4中日(4日・甲子園)

 阪神が連勝で首位の広島と3・5ゲーム差、2位の巨人と3ゲーム差に縮めた。先発の村上は初回に佐藤輝の失策もあってピンチを広げ、2死満塁で宇佐見に2点打。苦しいスタートとなったが、直後に先頭の近本から6連打で逆転した。無死一、二塁で森下が右中間への同点2点二塁打。さらに無死二、三塁として、佐藤輝が中前へ勝ち越し2点打を放った。さらに井上が甲子園での自身初アーチとなる2号2ラン。一挙6点を奪った。先発の村上は6回途中4失点で降板したが、自身4試合ぶりの6勝目。7回以降はリリーフ陣が無失点で逃げ切った。

 以下は試合後の岡田彰布監督の一問一答

(テレビ中継のインタビューで)

―初回から試合が大きく動いた

「いやいや、まあ、2点取られてね。なんか嫌な感じやったけど、よくつながりましたよね。6番までね」

―6連打はどんな攻撃だった

「いやいや、どんな攻撃ってね。久しぶりによく打つなと思いましたけど」

―勝負強い森下が同点打、佐藤輝はミスを取り返す勝ち越し打

「いやいや、まあ、それは。まあ、初回にそういう形で出たんですけど、とにかくもう、これからはチャンスというかね、誰が回ってくるかわからないけど、そこでタイムリー打って点を積み重ねていくというか。そういうゲームを。本当に結果だけになってくるので、そういう意味では集中打というか、2点取られた後だったので大きかったですね」

―井上は甲子園で初本塁打

「うん、そうですね。まあ便乗して、最後。でも、とにかく追加点というか、そういうのが大きいですよ」

―5回には満塁に強い木浪が、またも適時打

「いやいや、それはまあ、いいことと思いますよ」

―6回の大山の犠飛など手堅い得点も

「6点取った後にね、なかなか点が取れなかったけど、次の1点、次の1点というかね。やっぱり5点くらいあると、ちょっと勝ちパターンのピッチャーも休ませられるので、1点1点積み重ねというか、あそこの1点2点が大きかったですね」

―村上の投球は

「いやあ、良くなかったですね。前回も同じようにね。前回は横浜かな。同じように前半は単調になってね。2回から、やっとカーブを使い出すというかね。横浜そのままですよ、横浜で言うたことを繰り返すから、またああいうことになるんですよ」

―1カ月ぶりの白星は自信になるか

「いやいや、そんなん全然ないんじゃないですか。本人は勝ち投手と思ってないんじゃないですか」

―リリーフ陣は

「6連戦のまだ2試合目ですから。なんとか、7回だけはね。6回は村上に投げ切って欲しかったんだけど、あそこまでいくと、もうしょうがない。7回だけ、上位打線だけ、あそこを抑えれば、何とかいける、逃げ切れるというね、そういう感じだったので、石井だけはいきましたけどね」

―広島、巨人が敗れ、ゲーム差は縮まった

「いやいや、そんなん全然関係ないですよ、そんなの。誰もそんなこと言ってないし、ずっと、1試合1試合勝っていくだけなので。そんな計算はしてないですけどね」

(囲み取材で)

―井上は前日に志願して2軍戦にも出場。きょうにつながったか

「いや、そら分からん。でも、こういう結果に表れるんやからな」

―昨年から直球への対応を指摘してきたが、内角直球を

「いやいや、だから、昨日のな。ストレート2つ速いボールを空振りした後に、自分の感じで遅れているいうの修正してなあ。ライトフライやけどな、昨日はな。あの打席がなかったら、今日は使わなかったけどな」

―28日のプロ1号に続き、初球を一発で仕留めた

「一発で仕留めるいうか、どっちかいうたら、どさくさ紛れで1、2、3でいってるやん。そういうことやんか。一発で仕留められるとか、そういう次元、一発で仕留めるバッターなんか誰ひとりいてないよ」

―本塁打が打てる打者が出てきた

「今日はたまたま出たけど、そんな簡単なもんじゃないで、そんなん」

―佐藤輝も失策を取り返した

「エラーの後のタイムリー、初めてやろ」

―ミスの後に沈むイメージだったが

「だから、それは便乗できたいうことやろ。みんなのアレに乗れたいうことやんか。点入らんとな、2アウト一、二塁とかで回ってきたら分からんよ。そういうことや、だから打線でいいつながりになってくると、そうなってくるいうことやんか」

―カバーしあいながら

「カバー大きいけどな、大変やけど」

―初回、安藤コーチがマウンドに行った後にカーブが増えた。監督から指示を

「そうやん。まっすぐばっかり。だから去年と同じ感覚でいったらアカンって、坂本にもな。去年やったら抑えられたリードでも今年は違うって。そんなん受けとったら分かるやろ。横浜で3回からカーブ使って、ずっと抑えたやん。最後オースティンに打たれたけどさ、まっすぐ、結局。そういう反省が全然できてないやろ。おんなじや、今日なんか初回から。初回カーブ投げたか?何で投げへんの。それからカーブでいくつアウトにできた?宇佐美やろ、岡林やろ、もう1人、右もおったな。1球でアウト取れるのに、何で使えへんのかな、もう。だからおんなじことばっか言ってるわ、ベンチで。やれへんもんな」

―やれば楽になるのに

「そういうことやん。何で苦しい、ぶつかり勝負ばっかするんやろ。な、だから去年のイメージ持ってたらアカンっていうの」

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