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柳田将洋「燃え尽きて終わりたい」プレシーズンマッチで勝利…バレーボール10月開幕の新リーグへ

スポーツ報知 2024年9月5日 6時0分

 バレーボールで10月に新たに開幕するSVリーグ男子の東京GBが4日、東京・代々木第二体育館で北海道YSとプレシーズンマッチを行い、セットカウント3(25―19、25―14、22―25、25―21)1で勝利を収めた。

 今季初の観客の前での試合を終えた柳田将洋は「久しぶりのホームゲーム。久しぶりの高揚感もあると想定してコートに立った。その中で1、2セット目は取ったけど、自分の中でチーム、個人として課題が残る展開だった。(古賀太一郎)主将も言っていたが、SVリーグでトップに残るのであれば、今のバレーボールでは課題が多すぎると思う」と、試合内容に対して反省を口にした。

 第1セット(S)は柳田のサービスエースで初得点を挙げ、8―7から5連続得点。19―16では古賀のパスに柳田が後衛からスパイクをたたき込んだ。平日の夜に駆けつけた観客を沸かせ、終始東京GBペースで先取すると第2Sも難なく取った。だが、第3Sは中盤以降でサーブやサイドからのスパイクでミスが目立ち、Vリーグ2部の北海道YSからセットを奪われた。第4Sは中盤にセッターの今橋祐希のツーアタックで流れを引き寄せ、取り切ったが、前身リーグも含めて初のプレーオフ、頂点を目指す今季リーグ開幕に向けては、課題は残った。

 SVリーグは昨季までイタリア1部で活躍した日本代表の高橋藍、ポーランド代表のアレクサンデル・シリフカがサントリー大阪に加入するなど世界各国の強豪選手が集結。東京GBもポルトガル代表主将のアウトサイドヒッター、アレックス・フェレイラらが加わった。どこもチーム内の争いは激化する。柳田は「個人としては外国人選手がアウトサイドに来る。そこに対してどうアピールしていくか。比べた時にどこが自分は勝っているか、リーグを通して見せていくことが大事」と闘志を燃やした。

 10月11日の昨季覇者・サントリー大阪と大阪ブルテオン(東京体育館)で新リーグは幕を開ける。東京GBの初戦は10月12日にホームの東京体育館でWD名古屋を迎え撃つ。プレシーズンマッチは残り4試合。「去年から優勝を(目標に)掲げているので、そこは変えてはいけない」とチーム史上初の頂点に挑む。また、日本代表で活躍してきたアタッカーは「パリ五輪を見て、燃え尽きて終わりたいなというのがある。キャリアとしてはまだまだ終わる気はないけど、この1シーズンを燃え尽きることができるかというのは、この夏に全日本の試合を見ながら感じる部分ではある。自分と向き合って、コートに立つ準備をしていきたい」と刺激も胸に、強い覚悟をにじませた。

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