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カブス今永昇太、7回ノーヒットで降板…12勝目の権利

スポーツ報知 2024年9月5日 10時36分

◆米大リーグ カブス―パイレーツ(4日、米イリノイ州シカゴ=リグレーフィールド)

 カブスの今永昇太投手が4日(日本時間5日)、12勝目へ向け、本拠のパイレーツ戦に先発し、7回ノーヒットで降板した。

 先頭打者を二飛にしとめた今永は、続くレイノルズに三塁内野安打を打たれた(後に三失に変更)。いきなり走者を背負ったが、続くN・ゴンザレスを遊併殺打に打ち取り、無失点で立ち上がった。

 初回に1点の援護をもらうと、2回には2者に四球を与えて2死一、二塁としたが、無失点。3回、4回、5回を3者凡退とした。カブス打線は2回と3回に3点、5回にも2点を加え5回まで9―0。大量援護をバックに、ノーヒットで12勝目の権利を手にした。

 6回には1死からパレデスがゴロを、この日2つ目の送球エラー。2死後、再度パレデスの失策で2死一、二塁とされたが、クルーズから三振を奪って危機を脱した。7回も3者凡退で退け、リリーフにマウンドを譲った。

 日本人投手では15年8月の岩隈久志(マリナーズ)がオリオールズ戦で達成して以来、9年ぶり3人目(4度目)の大記録への期待が高まっていたが、ならなかった。

 前回登板は8月30日、敵地でのナショナルズ戦。6回4安打8奪三振3失点で11勝目(3敗)をマークした。96球を投げ、今季25試合目の先発で15度目となるクオリティースタート(6回以上自責3以下)を達成し、チームを4連勝に導いた。

 カブスは今カードのパイレーツ戦で連敗。それまで2カード連続スイープの6連勝でワイルドカード争いで急浮上したが、手痛い連敗で同圏内まで4・5ゲーム差に後退している。

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