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大関復帰目指す貴景勝はぶっつけ本番で秋場所へ 「相撲を取る稽古はできていない」と師匠が明かす…8日初日

スポーツ報知 2024年9月5日 13時10分

 大関から陥落し、大相撲秋場所(8日初日、東京・両国国技館)を関脇として臨む貴景勝(常盤山)が5日、東京・板橋区の部屋での朝稽古に参加した。四股やスクワット、腕立てなどの基礎運動で汗を流し、稽古終盤では幕下・若ノ勝を相手に土俵外でぶつかり稽古を行った。

 稽古後に取材に応じた師匠の常盤山親方(元小結・隆三杉)は「基礎や立ち合いの稽古しかできておらず、相撲を取る稽古はできていない。でも今場所は出なければいけない。ぶっつけ本番になる」と明かした。相撲を取る稽古が行えない理由は、慢性的な痛みを抱えているという「首だけ」と説明。初日まで残り3日となったが「ぶっつけ勝負ですが、はたかれても足が残るような相撲が続いてくれれば、流れも良くなる。とにかく一番一番集中して自分の相撲を取り切っていくしかない」と語った。

 貴景勝は9度目のカド番で迎えた7月の名古屋場所で5勝10敗に終わり、2度目の大関陥落が決定。関脇に降下するのは、最初に大関から番付を下げた2019年秋場所以来となった。夏巡業は全休。今場所で10勝を挙げれば、1場所での大関返り咲きがかなう。

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