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【巨人】エース&4番で首位返り咲き ! 中4日で無双の戸郷翔征…3年連続10勝目 ! 岡本和真がリベンジ弾

スポーツ報知 2024年9月5日 20時34分

◆JERA セ・リーグ 巨人3―0ヤクルト(5日・岐阜)

 巨人が先発・戸郷翔征の快投劇でヤクルトを退けた。今季チーム初の中4日でマウンドに上がったエースが7回1安打無失点で先導し、4番が試合を決める横綱相撲だった。試合終了から約2時間後には広島がDeNAに延長の末、サヨナラ負け。阿部巨人が再び、首位に返り咲いた。

 序盤は一進一退の攻防が続いた。ヤクルト先発・山野太一の力強い直球に押し込まれ、初回から3回まで得点圏に走者を進めながらも、あと一本が出なかった。前日4日は今季17度目の完封負け。負の連鎖が続く中、トンネルを抜けたのは主砲の豪快な一撃だった。

 両軍無得点の5回2死一、三塁。その初球、外よりの直球をはじき返した。ライトスタンドに向かって、岡本らしい放物線が描かれる。走者2人を返す先制の22号3ラン。「戸郷が頑張って0点に抑えてくれていたので、どうにか先に点を取ってあげたかった。最高の結果になって良かったです」。重たい空気を吹き飛ばす、最高の一発となった。

 3点あれば、もう十分。中4日の戸郷は「疲れを抜くことだけ」を意識して調整してきた。8月31日の阪神戦(甲子園)では6回途中4失点で7敗目。優勝争い最中での不甲斐ない結果に、一人責任を感じていた。「何が何でも勝ちます」。そう意気込んでのリベンジマッチ。全く疲れを感じさせない右腕は直球が走り、今カードは苦しめられたサンタナ、オスナを力で封じた。7回1安打無失点。103球でまとめ上げ、リリーフに託した。

 8回をケラー、9回は守護神・大勢を送り込む盤石リレー。連敗を止め、戸郷は3年連続となる2ケタ10勝目を手に入れた。0.5差で首位に立った巨人は、6日の休養日を経て、7日から6連勝中のDeNAと2連戦に挑む。

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