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NHKBS「団地のふたり」で共演の小泉今日子&小林聡美、同学年の不思議な関係性に感謝「肯定してくれる」「安心感がある」

スポーツ報知 2024年9月5日 17時52分

 女優の小泉今日子、小林聡美がこのほど、ダブル主演するNHK・BSの連続ドラマ「団地のふたり」(日曜・後10時)の取材会をオンラインで行った。

 藤野千夜さんの同名小説の実写化で、団地生まれの幼なじみ・野枝(小泉)と奈津子(小林)による50代独身、実家暮らしの日常を描くストーリー。演じる小泉と小林も同学年で、初めて出会ったのは仕事を始めた16~17歳のころ。その後も映画やドラマで、事あるごとに共演を重ね、同時代のエンターテインメント業界を歩んできた。

 40年以上にも及ぶ不思議な関係性。小泉は「ゆっくり慎重に関係を進めてきたんですよね。『電話番号教えて~』みたいな瞬間が一回もない。慎重だったからここに来て(小林の存在が)確固たるものになってきているという印象がある」。小林も「仕事場で、小泉さんの生きざまみたいなものに触れたとき、いいかげんではいられない。長い間ちょっとずつ仕事に一緒に取り組んできたから感じられること」と互いに対する尊敬の念を明かす。

 小泉は「小林さんは、本当にいつもどんな時も私を肯定してくれる。それが本当にありがたい」と感謝。小林も「小泉さんは『大丈夫だよ』って、私の足りないところを大きな心で支えてくれている。安心感がありますね」と語った。

 団地を舞台にした同作の魅力について、小泉は「同じ間取りでいろんな生活があるっていうのが団地ならでは」と団地の部屋の数だけある“暮らし”に言及。ものすごくおしゃれなお部屋になってたり、引っ越してきたばっかりでスッキリした何にもないお部屋になったり。団地だからできる面白さは今後も楽しみにしていただけたら」と語った。

 同作からは登場人物それぞれの「幸せ」のあり方が浮き彫りになっていく。小泉は「私自身は、この世界の中に生きていて、自分ができることが見つけられているというのが自分にとっての幸せかなと思います」としみじみ。小林は「自分が優しくしてもらって、ちょっとうれしかったことを、人にも同じようにちょっと優しくしてあげて、それがちょっと循環していくのがいい流れなのかなと思います」と語った。

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