ＮＨＫ連続テレビ小説「虎に翼」（月～土曜・午前８時）で主演する女優の伊藤沙莉が６日、同局系「あさイチ」（月～金曜・午前８時１５分）にスタジオ生出演した。
「虎に翼」は第１１０作目の連続テレビ小説。日本初の女性弁護士で後に裁判官になった実在の三淵嘉子さんがモデルで、舞台は昭和初期。脚本は吉田恵里香氏によるオリジナル。昨年９月２８日にクランクインし、８月３１日にクランクアップした。
番組には、寅子（伊藤）の夫の「佐田優三」役で共演した仲野太賀がＶＴＲで出演。スタジオでは視聴者から「朝ドラ史に残る名シーン」と絶賛された出征した優三と寅子が「変顔」で別れるシーンを紹介しＶＴＲで放送した。
仲野は、このシーンを「今も思い出すだけでウッとなるんです」と振り返り秘話を明かした。さらに伊藤を「天才だなと思います」と絶賛した。
このＶＴＲを受け伊藤は「とってもうれしいですし…太賀さんじゃなきゃできなかったんですよ。そもそもが…なんて言うんだろう…」と話すと絶句し涙を流した。「変顔」シーンについて「一回、スタジオで見せ合ったんです。お互い強烈すぎて一回冷静になろう」と話し合ったことを明かし「私もあそこまでやると思ってなくて。ちょっとでも何かを緩めると泣いちゃいそうだったので何かの栓を閉める顔をしないと泣いた見送りになっちゃうから笑かすという方にベクトルを持って行った」と打ち明けていた。